heder

ニュース 心理

500円が160万円に膨れ上がる。ゲームセンターのクレーンゲーム詐欺に子供の教育費全額つぎ込んでしまった人の心理とは?

投稿日:

12月23日に、大阪のゲームセンタの社長と従業員が、クレーンゲームを使った詐欺の疑いで逮捕されました。

社長は詐欺の意識はないと言っていますが、従業員は、社長の指示でやった、マニュアルも配られていたというから疑いは強まります。

 

さて、その詐欺ではたくさんの人が警察に相談されていますが、ひときわ多額のお金をつぎ込んでしまった女性がいます。

何と子供の教育費に蓄えていた160万円を全てつぎ込んでしまったというのです。

一体何があったのでしょうか。

あらまし

女性は、そのゲームセンターにトイレを借りるために入ったのだといいます。それまではゲームセンターに出入りなどしたことはありませんでした。

せっかくトイレを貸してもらったのだからと、一回500円のゲームに挑戦しました。 それが例のクレーンゲームだったのでした。

従業員かの女性が横で「惜しい」と煽ります。

いっしょにガラスを叩いてくれて、おちろーと叫んでくれたりしたので、女性はその従業員が親身になってくれていると感じたそうです。

次々に増やされる景品と,これで帰ったらこれまでつぎ込んだお金が無駄になるという焦りから,とうとうその女性はその日のうちに35万円もつぎ込んでしまったそうです。

結局,なんとか損を取り返そうと翌日もそのゲームセンターに行き,とうとう2日間で子供の教育費にと貯めていた160万円のお金をつぎ込んでしまったということです。

 

トイレを使わせてもらったお礼にと挑戦した1回500円のゲームが,160万円に膨れ上がってしまった。

子どもたちのことを考えるといたたまれません。

次々にお金を支払ってしまう心理とは・・・

だんだん損が膨らんでいくと,つぎ込んだコストの報に意識が行ってしまい,何とかそれを取り返そうと思ってどんどんつぎ込んでいく。

心理学では,「サンクス・コスト効果」と呼ぶのだそうです。

株の損切りができない。

失敗している事業を切れない。

投資したコストをなかなか切ることができないでいるうちに,壊滅的な失敗となってしまうのです。

つぎ込む心理を止めるには・・・

「サンクス・コスト」は,単なるコストとは違います。

そのコストは,「もったいない」コストなのではなく,「避けて通れなかった必要なコスト」なのです。だからサンクス・コストなのですね。

 

500円でとれなかったから,もっと簡単な1回2000円のゲームに挑戦して取り戻そうとして失敗した。

この2000円は,500円を取り戻そうとしてかけた「必要なコスト」だったのです。

ですから,「もったいない」と思う必要はないわけですね。

そのような思考ができると,そこで打ち止めをすることができるわけです。

 

この「サンクス・コスト」という考え,さまざまな状況で役立つと思いますよ。

PR




PR




sponser

-ニュース, 心理

Copyright© 学ぼうネット , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.