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ローリング・ストーン『Hackney Diamonds』18年ぶりの理由やポール・マッカートニー、レディーガガの参加についても

-6サブカルチャー

ローリング・ストーンズが18年ぶりに新作アルバムをリリースしました。
音楽業界にとってもファンにとっても大きな話題となっています。

この新作はただのアルバム以上の意味を持っているようです。特に、バンドのドラマーであるチャーリー・ワッツが亡くなった後のリリースということで、みなさんはこのアルバムにどんな意味を見つけるのでしょうか。

この記事では、その新作アルバムについて、解説していきます。

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多彩なゲストミュージシャン

この新しいローリング・ストーンズのアルバムには、多くの有名なゲストミュージシャンが参加しています。

エルトン・ジョン、スティービー・ワンダー、レディ・ガガ、ポール・マッカートニーなどがその名を連ねていて超豪華です。

  • エルトン・ジョン
    ピアノ演奏は、アルバムにクラシックな要素と深みをもたらしています。エルトン・ジョン自身が持つポップとクラシックが融合したスタイルが、ローリング・ストーンズのロックにさらなる可能性を与えているように思います。
  • スティービー・ワンダー:
    「Sweet Sins of Heaven」でのピアノ演奏は、曲にソウルフルな要素を加えています。
    スティービー・ワンダーの音楽性が、この曲をより感情豊かなものにしています。
    しかし、スティービーは歌っていないんですよね。ピアノだけというなんとも贅沢な使い方だといえますね。
  • レディ・ガガ:
    同じく「Sweet Sins of Heaven」で、デュエットとして参加しています。
    レディガガのボーカルは非常に印象的です。ミックジャガーとの絡みも最高ですね。
    この曲はアルバムのハイライトとも言える楽曲で、ローリング・ストーンズのゴスペル系の楽曲、例えば「地の塩」や「レッド・イッドルース」などと同じ流れを感じます。
  • ポール・マッカートニー: 「Bite Your Head Off」でのベース演奏は、曲に独特のグルーヴをもたらしています。ポール・マッカートニー自身が持つ、ビートルズ時代から続く音楽的センスが、この曲に生き生きとした動きを加えています。

これらのゲストミュージシャンが参加することで、ローリング・ストーンズ自体の音楽性はもちろん、アルバム全体が多層的で豊かなものになっていますね。

 

18年ぶりの新作のわけ

ローリング・ストーンズは2005年に「A Bigger Bang」アルバムをリリースしています。それから見ると、なんと18年ぶりとなります。

実は2016年に「ブルー&ロンサム」というブルースのカバーアルバムをリリースしていますが、これは新曲を含まないカバーアルバムです。新曲をフィーチャーしたスタジオアルバムとしては、Hackney Diamondsは18年ぶりです。

 

18年ぶりにアルバムを作ろうと思ったきっかけは、ドラマーのチャーリー・ワッツがなくなったことだと言われています。

この悲しい出来事がバンドメンバーに「アルバムを作ろう」という意志を強くしたのではないでしょうか。18年間、スタジオで新曲を録音する気にならなかったメンバーたちが、このような重大な出来事を経て、再びスタジオに入る決断をしたという点が感慨深いですね。

 

ロックからブルース、ゴスペルまで、多様なジャンルの楽曲

このアルバムには多様なジャンルの曲が収録されています。

特に注目されているのは、ゴスペルのナンバー「Sweet Sins of Heaven」。
この曲はレディガガとのデュエットで、ピアノはスティービーワンダーが演奏しています。
この曲はアルバムのハイライトとされ、ローリング・ストーンズの過去のゴスペル系の楽曲と比較しても、そのスケール感と深みが特に評価されています。

また、ブルースのナンバー「Dreamy Skies」には、スライドギターがフィーチャーされています。この曲は、過去のローリング・ストーンズのブルースナンバーと比較しても、その深みと成熟した演奏が評価されています。

さらに、ポール・マッカートニーがベースを演奏する「Bite Your Head Off」は、ローリング・ストーンズとビートルズの組み合わせとして特に注目されていました。
この曲はアルバムの中でも特に「ロック」な楽曲であり、そのロック成分をポール・マッカートニーがベースで担保していると評されています。
ベースソロが存在し、その直前にミック・ジャガーが「カモン、ポール」と言っている点も胸熱です!

ストーンズとビートルズがこれまでにガッツリとコラボレーションした例はなかったですね。

 

原点回帰の「Rolling Stone Blues (Muddy Waters)」

アルバムの最後の楽曲「Rolling Stone Blues (Muddy Waters)」は、バンド名の元となったマディ・ウォーターズの曲です。

この楽曲をアルバムの最後に持ってきたことは意味が大きいですね。バンドが原点に帰ったという意味合いを強く感じます。

バンドが過去にこの楽曲を公式リリースで演奏してこなかった点にも注目です。

特にチャーリー・ワッツが亡くなった後、このアルバムが最後かもしれないという意識がある中で、この曲を最後に持ってきたことは、バンドがどのように自分たちの原点と向き合っているのかを示していると言えるかもしれませんね。

 

まとめ

このアルバムは、ローリング・ストーンズがこれまでの長いキャリアで培ってきた音楽性や人とのつながりが凝縮されていると言えますね。

特に最後の楽曲「ローリング・ストーン・ブルース」は、バンドが原点に帰ったという強いメッセージを感じさせます。
このアルバムが最後になるかもしれないという重みを感じつつ、バンドがこれからも音楽を続けてくれることを願いたいですね。

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