鬼滅の刃 刀鍛冶の里編第5話についてのレビューです。
ネタバレを含みますので,ご注意ください。
なお,「ねず子」「かく刀」を漢字で書くと,WordPressが受け付けてくれず公開できないので,残念ながら「ねず子」「かく刀」と表記しています。
全体のあらすじ
三つの話が同時並行で語られます。
里に現れた玉壺の手下の「壺鬼」を壊滅する甘露寺蜜璃

玉壺の手下の壺鬼に急襲された里で、たくさんの刀鍛冶たちが犠牲になっていきます。
そこに現れた甘露寺蜜璃は,呼吸を出すまでもなく,柔らかな刀で華麗に鬼たちを薙ぎ倒していきました。
刀鍛冶の一人が「可愛いから気づかなかったけど,柱だから強いんだよな・」という言葉に納得。
まさに見ている私の代弁です。
そして,ここで名言が生まれまス。
「私 いたずらに人を傷つける奴にはキュンとしないの」
ここはかっこいいですね~!!
その後,甘露寺蜜璃は中ボスの壺鬼が長をとらえていたところに現れます。
壺を4つももった鬼。
見るからに強そう!!
ここで初めて恋の呼吸「初恋のわななき」発動!
柔らかな曲線であっさり中ボスを薙ぎ倒しました。
個々は拍手喝采です。
瀕死の長が蜜璃に抱かれて息を吹き返し,にたにたしている様子を見て,
別の刀鍛冶も「私もあたまから落ちました!」と訴えるところに、「さがっとれー」というおさ。
シーンがひと段落した安心を誘います。
刀鍛冶や子どもを救い,玉壺と直接対決する時透無一郎

一方,壺鬼から子どもを助けた無一郎は,刀鍛冶が襲われているところに遭遇。
刀鍛冶はすでに無一郎の刀を準備しているとのことで,3人で鍛冶場に向かうも,直前で玉壺がいる気配に気づき、直接対決となります。
二人を守って,壺鬼の吹く針で顔を何箇所も串刺しになりながらも玉壺と戦う無一郎でしたが,とうとう水に閉じ込められてしまいます。
内側からはその水を壊すことができず,このままでは窒息してしまいます。
半天狗の4分身と戦う炭治郎

玉壺とともに刀鍛冶の里を襲った反天狗は,分身喜怒哀楽を放ち,炭治郎たちを襲っていました。
ねず子は,炭治郎の刀を握り締め,自らの手のひらを切って、溢れ出る地で刀を染めます。
すると,縁壱(よりいち)持っていたという「かく(赤がふたつ)刀」と同じ刀に変化。
ねず子の血によって生まれた「かく刀」を炭治郎は「爆血刀」と名付けました。
「日暈(うん)龍 頭(かぶら)舞」により、一度に3人の鬼の首を切り落とすことに成功。
四匹の鬼を同時に落とさなければならないのですが,何と四匹目の鬼は玄弥が落としていました。
喜んで玄弥にかけよる炭治郎を振り返ってみる玄弥はまさに鬼となっていました。
玄弥に何が起きた?
見どころ1 甘露寺蜜璃の恋の呼吸壱の型「初恋のわななき」とそれに続く「キュンとしないの」
第5話のみどころはやはり初登場の恋の呼吸「初恋のわななき」
ネーミングがすごいですね。初恋にたいして「わななき」ですから。
情の強さと言うか,好きな人には一途に頑張る甘露寺蜜璃の性格をそのまま表しているようなネーミングだと思います。
原作の漫画では,ここはたった一コマ。
でもアニメでは蜜璃の柔らかな間接の動きによるしなやかな攻撃の動きが見事でした。
そして,さらにその後に続く名言
「私 いたずらに人を傷つける奴にはキュンとしないの」
これには参りました。
このシーンは何度見てもいいですね。
見どころ2 時透無一郎 「いい加減しろクソやろう」
無一郎は,一見人のことなどに関心がないように見えます。
いつも霞んだ目でボーッとしていて,目標が定まると,周りがどうであろうが相手を叩き切ることだけに集中しそう。
でもそうではないんですね。
刀鍛冶たちへのひどい仕打ちに,前に立ちはだかって守る。
毒が含まれた無数の針が無一郎を貫来ますが,それを物ともせずにはなった言葉がこれです。
「おい,いいかげんにしろよ,クソ野郎」
漫画を読んだ時,無一郎って人の心があるんだなあと,妙に感心したことを思い出しました。
見どころ3 ねず子から付与された血で爆血刀 爆誕
ねず子の血で漆黒の刀が「かく刀」に変わりました。
ねず子は,自分の手で刀身を握って手のひらを切り,その血で刀を赤く染めたのです。
ねず子の血が刀に力を与えるというシーンは,那田蜘蛛山で,塁と対決したときに一度現れています。
その時には,ねず子の血しぶきが炭治郎の刀に付着したときに刀のパワーが一気に増して,塁の首を落とすことができました。
その時の記憶でしょうか。ねず子はその血を刀に付与しようとしていたんですね。
炭治郎が名付けた「爆血刀」という名前は,とてもピッタリしています。
炭治郎は,遺伝の記憶という事に気づいています。それはもしかしたらねず子にもあるのかもしれません。