車を避難所代わりにすると危険な理由

車を避難所として使うのはプライバシーを確保できて、エアコンによって暑さをしのぐこともでき、携帯電話やスマホ、タブレットなどの充電も可能という見地から,近年よく話題になるようになりました。

しかし,愛車を避難所に使ってはだめだという記事も見られます。

車を避難所として使うことには,どのようなリスクがあるのでしょうか。

エコノミークラス症候群の危険

ひとつは,エコノミークラス症候群の危険です。

拾いワゴンタイプの車なら,後ろの座席をフラットにして大人二人子供二人の4人位は足を伸ばして寝ることは可能でしょう。

筆者も,車で旅をする時,家族がよくそのようにして後ろで寝ていました。

しかし,一般の車や軽自動車などは,車の中での居住面積が小さく,体を伸ばすことができませんので,血行が悪くなり,エコノミークラス症候群になる恐れがあるのです。

ですから,避難が何日にも及ぶ恐れがあるときには,車中泊の連泊は避けるようにしたほうがいいですね。

洪水に巻き込まれて流される危険

よくニュースの衝撃映像などでおめにかかるシーン。

車がまるでおもちゃのように,波に翻弄され,押し流されていく。

高波などに襲われた場合,かんたんに数十メートルも流されてしまいます。

その間,水が車内に入り込み,おぼれてしまうことも。

軽自動車などは,かんたんに流されてしまうでしょう。

もし,避難所として使う場合は,水がこない高台などで行うべきでしょう。

ものが直撃する

ニュースの映像などで,トタンやカンバン,壁の一部などがまるで紙切れのようにふっとんでいく様子を見られたことがあると思います。

さまざまなものが飛び交う風水害の避難の場合,そのような危険物が直撃するおそれがあります。

特に台風には注意が必要です。

以上,車を避難所としてつかってはならない,という考え方を述べた上で,車中泊を肯定的に捉える意見も合わせて掲載しておきます。

車をモバイル避難所として使うという考えも

もともと,車を避難所として使うことにおいては,自治体ごとに判断が違います。

車中泊を巡っては、福岡、宮崎両県はエコノミー症候群や浸水に注意した上で、避難先の一つとして検討を促したり、例示したりしている。鹿児島県は避難所の確保が困難などやむを得ない場合に、対策をした上で活用を検討するとした。佐賀、長崎両県は風水害時の車中泊を避けるよう周知。熊本県は車中泊者の状況把握の方法を詳細に示し、大分県は言及を避けた

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/614968/

以上のように,九州各県でも,考え方はバラバラ。

しかし,国は,車中泊対比を認めていることになっています。

、2016年6月の国会答弁以降は「やむを得ない理由により避難所に滞在することができない被災者」として車中泊避難も認められている。(災害用語では「車中避難者」)

指定の避難所に避難した場合と同じく、「必要な生活関連物資の配布、保健医療サービスの提供、情報の提供その他、車中避難者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならないこと」

車は「仮設部屋」!モバイル避難所という考え では,

  • プライバシーを守り
  • 三密を防ぎ
  • 環境の悪さを緩和する

という意味で,「モバイル避難所」という考え方も提唱されています。

このように,車を避難所として使うことについては,まだ定見がない状況だと言えます。

しかし,必ず最初に上げたリスクは伴うので,それらを考慮に入れて選択するべきですね。

ちなみに,私は,台風10号の時,仕事場に泊まり込む必要がありました。

暴風雨圏に入る前に,家を出て車を運転して仕事場に行きました。

風がひどくなったら,車が飛ばされる恐れがあるからです。

2年前の,関西を襲った台風の映像が忘れられません。

トラックが横転し,紙の箱か何かのようにもみくちゃにされながら道を飛ばされていく様子。

あの様子を見ていると,とても暴風雨の中を車で運転する気持ちにはなれません。

また,仕事先でも,車中泊を使用とは思いませんでした。

何が飛んでくるかわからないし,わたしの車が朝までそこにあるかすら心配でした。

避難所への避難理由としては,地震,集中豪雨,そして台風といろいろケースがあると思いますが,なかでも集中豪雨と台風は少なくとも車中泊はこわくてできません。

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