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大坂なおみ選手に迫る国籍選択って何?

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大坂なおみ選手に国籍選択の時期が迫っています。

22歳になる今年の10月までが期限です。

国籍選択とはなんでしょうか。

そして、大坂なおみ選手が選んだ国籍にやってどんなことが起こるのでしょうか。

国籍選択とは

出生時の状況で、重国籍になっている人がいます。

しかし,日本では,どちらの国で市民権を持ち、税金を納め、選挙をするのかをどこかの時点で決める必要があります。

国籍法という法律があり、その第14条で決まっています。

第14条

外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することとなつた時が20歳に達する以前であるときは22歳に達するまでに、その時が20歳に達した後であるときはその時から2年以内に、いずれかの国籍を選択しなければならない。

2  日本の国籍の選択は、外国の国籍を離脱することによるほかは、戸籍法 の定めるところにより、、日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣言、(以下「選択の宣言」という。)をすることによつてする。

 

二重国籍となる人には次のような人がいます。

父系血統主義の国の父と日本の母

まず、日本人母から、エジプトのように父系血統主義をとる国の父との間に生まれた子供です。

 

父系血統主義とは、父親がその国の国民である場合にのみ国籍を与える国です。

母親がエジプト人でも、父が日本人ならばエジプト国籍は与えられないので国籍を選ぶことはできません。

お母さんが日本人である場合に起こる重国籍だと言えます。

 

このような父系血統主義をとる国は、ウィキペディアによると、

アラブ首長国連邦、アルジェリア、イラク、イラン、インドネシア、エジプト、オマーン、クウェート、サウジアラビア、シリア、スーダン、スリランカ、セネガル、マダガスカル、モロッコ、レバノン などが挙げられています。

父母両系血統主義をとる国

次に、日本人の父や母と、父母両系血統主義をとる国の父や母から生まれた子供が重国籍になります。

父母両系血統主義とは、父親か母親がその国の人なら子供はその国籍を得ることができるということですね。

日本ならば、お父さんかお母さんが日本人なら、その子供は日本人になることができるということです。

 

父母両系血統主義をとる国は多く、ウィキペディアによると、

日本、アイスランド、イスラエル、イタリア、エチオピア、エルサルバドル、オーストリア、オランダ、ガーナ、ギリシャ、スウェーデン、スペイン、スロバキア、タイ、中国、韓国、デンマーク、トルコ、ナイジェリア、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、チェコ、ブルガリア、ポーランド、ルーマニア、などとされています。

 

しかし、日本も1985年までは父系血統主義だったんです。

1985年に、「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」に日本政府が署名したことにより国籍法が改正されて、父母両系血統主義となりました。

意外と遅かったんですね。

出生地主義をとる国

3つ目が、日本国民である父か母の子供として、出生地主義をとる国で生まれた子供。

 

出生地主義とは、親の国籍や滞在資格に関わらず、その国で生まれたら国籍を自動的に与える主義です。

 

出生地主義を取っている国には、ウィキペディアによると、

アルゼンチン、カナダ、アメリカ合衆国、ブラジル、アイルランド、グレナダ、ザンビア、タンザニア、パキスタン、バングラデシュ、フィジーなどがあります。

 

条件付きで出生地主義を取っている国もあります。

イギリス、オーストラリア、オランダ、ドイツ、フランス、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ などですね。

生まれたからという理由だけでは様々な不具合が生じるため、条件をつけています。

 

ご存知の通り、トランプ大統領は出生地主義を廃止しようとしていますね。

養子縁組,婚姻,認知,帰化

4つ目には、外国人との養子縁組や困難、または認知などによって国籍を得た人

そして最後に、帰化等によって国籍を取得した後も以前の各席をそのまま持っている人です。

 

 

大坂なおみ選手は、ハイチ系アメリカ人のお父さん,日本人のお母さんを両親に持っており,大阪市で生まれました。

父母両系血統主義の日本の母を持ち、出生地主義および父母両系血統主義のアメリカ人の父を持っていることになりますから、日本とアメリカの国籍を持っていることになります。

ですから、大坂なおみ選手には、どちらかの子が席を選択する必要が迫られているんですね。

大坂なおみ選手が国籍選択をする期限とは

日本では,二重国籍を作らないためには、どこかの時点で国籍を選択し、選択しなかった国の国籍から離れる必要があります。

国籍法第14条2項

2  日本の国籍の選択は、外国の国籍を離脱することによるほかは、戸籍法 の定めるところにより、、日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣言、(以下「選択の宣言」という。)をすることによつてする。

 

基本的に、20歳になる前に重国籍になった人は、22歳になるまでにどちらかの国籍を選択しなければなりません。

また、20歳になった後に重国籍になった人は、2年以内に選択しなければなりません。

これをしないと、日本国籍の方を失う可能性があります。

 

大阪選手の場合、20歳前から二重国籍ですので、10月に22歳になるまでに国籍を選ばなけらばならないのです。

 

大坂なおみ選手が日本国籍を選んだ場合の影響

大坂選手は、

日本代表として東京オリンピックに出場して金メダルを取るのが夢」

と言っています。

そのことから考えると、大坂選手は日本国籍を選びそうですね。

日本に移住する

ところが、1つ問題がありそうです。

日本国籍を選択し,日本に移住すると,納税額が、アメリカに住むよりも高くなりそうなんですね。

税金自体がアメリカ合衆国よりも高いうえに,大坂選手がすむフロリダ州には州税がありません。

日本に住む方が,支払う税金が高くなるのです。

 

また、アメリカには国籍離脱税という制度があります。

国籍を離れ居住国を変える場合、全財産を売った額に課税されるそうです。

大坂選手の場合、慶さんすると10億ほどの支払いが見込まれるという見方があります。

アメリカに住み続ける

大きな代償ですが、それは日本に移住した場合。

 

アメリカの国籍を放棄しても,引き続きアメリカに住む場合は,所得税をこれまでのように支払うことで、これほどの課税をされる心配はありません。

また,アメリカでは二重国籍は積極的ではないけれども認められているそうですので、そもそも米国籍を放棄しなくても日本国籍を持ったまま引き続きアメリカに住むことはできるといえます。

 

しかし、この場合,日本国籍を失う可能性があることは前に書いた通りです。

まとめ

2018年の国別対抗戦では、すでに日本代表として出場していますが,オリンピック憲章の規定により、一度ある国の代表になったら,3年間を経ないと他国の代表になれないので、東京オリンピックに日本代表として出るのは間違いないところです。

 

そのことから考えても大坂なおみ選手は日本国籍を選ぶと考えられます。

 

その場合,国籍法によってアメリカの国籍の放棄を求められます。

努力義務ではありますが,スポーツ選手と言う有名人ですので,そこは求められるようにした方がいいでしょう。

 

その上で,アメリカに住み続けるという選択肢が一番現実的のようですね。

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