2022年5月,急に「サル痘」という言葉を聞くようになりました。
厚生労働省が,ワクチンは備蓄があると発言するなど,注目が集まってきています。
マスクの着用も不要とする見解が出されるなど,コロナが少しずつ収まって来ている雰囲気のある近頃,また別の感染症の名前の出現にびっくりしている人も多いと思います。
一番心配なのは,パンデミックを引き起こすのかどうかということですよね。
これについて調べてみました。
サル痘はパンデミックにはならない?
現在,サル痘はパンデミックを引き起こすことはないのではないかと心配されています。
WHOも患者の増加は極めて以上と言っており,警戒しています。
世界保健機関(WHO)は「(患者の増加は)極めて異常」とし、世界的な急拡大を警戒。24日現在、情報収集と分析を急ぎながら今後の対応を協議している。
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20220524_n01/
しかし,パンデミックになることはないだろうという見方があります。
それは
人から人への連続した感染例はない
ということからのようです。
実際に人に感染したのは,1970年にコンゴで初めて見られました。
その後,2003年には,初めてアフリカ以外での感染が確認されました。
ペットとしてアメリカに輸出されたプレーリードックがサル痘に感染していて,それを介して人に感染したものです。
数十人が感染しました。
しかし,そこから世界的なパンデミックになることはありませんでした。
なぜなら,人から人に感染することはあっても,さらに連続して感染していくということがなかったからです。
このような「人から人への連続的な感染」がこれまでほとんど確認されていないことから,パンデミックにはならないのではないかと考えられますね。
サル痘のワクチンはあるのか
サル痘は,天然痘とほぼ同じ症状で見た目にもわからないひどだそうです。
なので,天然痘のワクチンが使えます。
冒頭に書いたように,日本にも備蓄があります。
ところが,コロナワクチンのように国民が何度も接種できるほどのワクチンがあるかというと,それはふせられています。
なぜかというと,世界の政府の備蓄はバイオテロ用なので,数はふせられているということです。
天然痘は1980年に根絶が宣言されているため,その後の天然痘ワクチンの研究などが行われなくなったkとおもあって,必要な数のワクチンを作れるのかといったことや,変異種に対応できるのかといった心配もされています。
現在のところ,サル痘のワクチンはあるという報道がなされていますので,それを信じるしかありません。
これをきっかけとして,天然痘ワクチンの研究,製造もまた視野に入れられることになるといいですね。
まとめ

2022年5月現在,一から人への連続的な感染の例がないサル痘は,パンデミックを引き起こす心配はさほどなさそうです。
また,ワクチンもあります。
しかし,どれだけの数のワクチンがあるのかはわかりません。
感染は,飛沫や接触などで引き起こされるそうで,コロナと同じような予防対策をしていれば,心配しなくてもいいのではないかと思われます。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。