鬼滅の刃の字は昭和書体のフォント 親子三代の挑戦~書体で街が栄える

大ヒット上映中の鬼滅の刃。

その迫力ある書体にだれもが引き込まれる思いをすることと思います。

その文字を書いているのはだれでしょうか。

もと看板職人の 坂口綱紀さん85歳。

おどろきですね。

この方は,昭和の文化を支える看板の文字の書き手だったのですが,看板屋自体が少なくなり,書の書き手もいなくなってきたことから,看板屋が店を畳んでいきました。

坂口さんの息子,孫は,なんとか祖父綱紀さんの書体を残したいと考え,フォント化することに成功します。

フォント化には大変な苦労がありました。

かすれやにじみなどをアウトラインで表現するためには,一つの文字に膨大なデータが必要となります。

四角を書くだけなら,頂点4個で棲むのですが,円を描くには,なだらかな曲線を表すのに多くの頂点が必要です。

それと同じで,漢字の「一」をゴシックでかくだけなら,長方形と同じですから4個程度で済む頂点が,かすれさせることによって何百個という頂点でないと表現できなくなるわけですね。

フォント化を始めた頃はまだコンピューターの能力が低かったので,よくフリーズして困ったということです。

それを乗り越え,現在では,60書体以上をフォント化することに成功されています。

一書体つくるのに,7600文字をアウトライン化しないといけないわけですから,それは膨大な文字を書かれたわけですね。

486,400文字。

およそ50万字です。

すごいですね。

親子三代に渡る大きな挑戦だったと言えます。

そのフォント,最初は誰も買ってくれなかったんですが,

ゲーム会社「光栄」,言わずとしれた,信長の野望や三国志シリーズを30年以上に渡って手掛ける会社ですね。

そちらに目を留められて,使ってもらったことから広まったとのこと。

そして今回の鬼滅の刃への採用で,知名度は不動のものとなりました。

期間限定で86%オフとなる販売

このフォントのうち,鬼滅の刃で使われた三つの書体「闘龍書体」、「陽炎書体」、「黒龍書体」が期間限定で,86%で販売されるセールが行われました。

2020年9月いっぱいまでの特別価格で,普段40000円近くする3書体セットが,なんと5500えんで販売されたんですね。

すでにキャンペーンは終わっていますが,これを購入した人がたくさんいたことでしょう。

フォントをPCに組み込んだら,下のように普通にワープロで使えるんですん。

また,お仕事などによっては,上の3書体キャンペーンとは別に,会社にオファーのメールが届いているようですね。

下の方の場合は,5書体のメールのようです。

鬼滅書体ラベルで売り上げた焼酎

「鬼滅字」はラベルにも使われています。

鹿児島県串木野の田崎酒造の焼芋焼酎「鬼火」

担当者が,鬼滅字に目をつけて,ラベルに使わせてもらうようオファーしたのでした。

映画公開とともに人気がでて,数千本の売上になったそうです。

学校などの案内看板

書体はさまざまなところで使われます。

案内看板に使われた例です。

書体が街を彩る。

今に,街の案内看板は全部鬼滅字などの書体が使われるかもしれませんね。

それもおかしくないようなことが実際に行われました。

なんと,鬼滅字がふるさと納税の返礼品になったのです。

ふるさと納税の返礼品として寄贈

さつま町へのふるさと納税の返礼品として,昭和書体が寄贈したものです。

闘龍書体と陽炎書体は2万位円以上の納税への返礼。

全書体入りは11万円以上の納税への返礼です。

それぞれ7000以上の字が使えるフォントなので,ふるさと納税先としてさつま町に人気が集まるかもしれませんね。

ここでも書体という形のないソフトウエアがふるさと創生のちからとなっています。

さつま町に書体の使用を寄贈

10月には,昭和書体が街に全書体セットを寄贈しました。

寄贈というのは,物自体の寄贈というのではなく,いつでも自由に街のためにつかっていい,という使用権の寄贈ですね。

これで,案内看板やパンフレットなどに,自由に使うことができるようになりましたので,ますます町おこしに一役買ってくれることになるのでしょう。

地方創生の鍵としての昭和書体

鬼滅ブームにより,昭和書体のフォントは,「鬼滅字」と呼ばれ,地方創生に一役買っているようです。

下は,役所の出生届にさいして,命名書発行に鬼滅字が使われているとのこと。

鬼滅字のブームにより,「書体」「フォント」自体に焦点が当てられ,そこから毛筆書体の書き手への興味や,それを残していきたいという風潮が高まっています。

11月15日から2021年1月15日まで,年末年始キャンペーン

昭和書体は,年賀状シーズンに合わせて,キャンペーンを行っています。

闘龍書体と陽炎書体の「鬼セット」は3300円に。

これはおそらく,来年の2月の節分キャンペーンもありますよね。

まとめ

まさか,あれだけ力のある書体を,85歳の書体職人の方が一人で書かれたとは。

それも1書体,7600字もあります。

それを64書体でおよそ50万字。

気が遠くなりそうでうs.

書体という文化を,地方創生にまで高めた親子三代の挑戦のお話でした。

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