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サグラダ・ファミリアが完成しない理由3つ

社会教育について

2005年にユネスコの世界文化遺産に登録されたサグラダ・ファミリア。

完成までに300年かかると言われたサグラダ・ファミリアは一度は2026年に完成するといわれていました。

しかし,どうも完成しないんじゃないかといわれています。

その理由とは?

そして,そこで40年以上に渡って働いている日本人 外尾悦郎氏の活躍についても調べてみました。

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完成までに300年かかるサグラダ・ファミリア

スペインのバルセロナで1882年に建設が始まったサグラダ・ファミリアは,当初完成までに300年かかるといわれていましたので,2182年完成予定だったことになります。

完成までに300年なんて,気が遠くなるような話ですよね。

ところが,最新のIT技術で,3Dプリンターなんどが使えるようになったため,工期が大幅に早まります。

その結果,今では,なんと

あと4年 2026年に完成!

という話になっています。

この,。2026年という年は,ガウディ没後100年に当たる年なので,それに間に合わせようという計画でもあります。

ガウディも驚くことでしょうね。

2026年の完成は不可能

ところが,2026年の完成は不可能という観測がでてきています。

それはどういうことでしょうか。

サグラダファミリア 完成しない理由

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建築はまだ続く

ひとつには,今回完成するのは,骨格であり,そのまわりの環境面はそれからまだ続いていくという意味です。

「完成だ!」「記念式典だ!」というような完成とは意味が少し違うんですね。

新型コロナウイルス流行の影響

2つ目は,深刻な問題です。

そして,完成できないという言葉に納得する話です。

それは,新型コロナウィルスの流行で工事が中断されたからです。

2020年3月に,スペイン政府は全国でのロックダウンを命じましたが,その結果工事が中断。

実は,建設費用は,キリスト教徒からの献金や観光収入で賄われていたんですね。

それがロックダウンによって減ったため,再開されたとしても資金がありません。

少しずつしか工事を進められない事態となるため,2026年にはとっても間に合わないというわけですね。

実に有り得る話で,これは致し方ありません。

なんと!工事の認可が降りていない

工事の認可が降りていない!

これには驚きました。

なんとサグラダ・ファミリアは,長年認可無しで建築されてきていたそうです。

そこで,2018年に,建築許可を得たそうですが,その額なんと45億8700万円。

びっくりです。

そして,2026年の完成に間に合わないというのは,その認可がまだおりていないところがある,ということなんです。

それは,付近の住民の住居を取り壊す承諾と許可がまだだということなんだそうです。

入り口にあたるところに,アパートなどの建物がたっているそうで,それを壊さないと建てられないんです。

その認可が降りないとつくれないんじゃ,当然2026年に間に合わないというのも納得できる話ですよね。

サグラダ・ファミリア主任彫刻家は日本人 外尾悦郎氏

スペインの並み居る建築家たちの中で,主任建築家を努めているのがなんと日本人。

外尾悦郎(そとお・えつろう)氏です。

1978年に地元の福岡からリュックひとつでバルセロナにとび,1か月が経った頃やっとアポイント
主任建築家と会うことができ,試験を受けて合格したのだそうです。

それ以来,ずっとサグラダ・ファミリアの彫刻をてがけ,今では並み居るスペインの彫刻家たちを抑えて主任彫刻家として活躍されているんです。

建築家や彫刻家が200名ほど働いている中で,最も長い間努めてきました。

サグラダ・ファミリアの職員ではありません。

毎年,一回一回契約で仕事をしている請負彫刻家なんです。

だから,教会が納得する仕事をしないといつでも解雇されるわけですね。

そんな緊張感の中で,もっとも長く努めてきた外尾悦郎氏には,教会の絶大な信頼があります。

教会だけでなく,市民からもよくしられ,尊敬されているんです。

それは,2005年に世界文化遺産に登録された「生誕の門」にある15体の天使像が外尾悦郎氏のてがけたものだということもあります。

この天使像,2体は東洋人の顔をしているんですね。

天使が西洋人だけということはないだろうという外尾悦郎氏の考えで2体を東洋人にしたものだそうです。

こういうところに,教会の絶大な信頼を感じますね。

ここはもっともも観光客が詰めかける場所になっています。

まとめ サグラダ・ファミリアはいつ完成するのか。主任彫刻家として活躍する外尾悦郎氏

サグラダ・ファミリアは,当初完成までに300年かかると言われていましたが,近年の最新IT技術によりぐんと工期が短くなり,

2026年,ガウディの没後100年の年に完成できるんじゃないかと言われています。

しかし,新型コロナウィルスのロックダウンの影響により,工事が中止されて工期がおくれたばかりか,観光客が来なくなったことで建設資金が足りなくなり,間に合わなくなったという話もあります。

また,それ以前に,建築許可がおりていない区域があり,それらの許可をとっているうちに,間に合わなくなるというのも理由の1つとして上げられています。

そんなサグラダ・ファミリアの完成に40年以上,他の誰よりも長く携わっている主任彫刻家 外尾悦郎氏。

教会からの絶大な信頼のもと,完成へ向けてとりくんでおられます。

その姿に学んでいきたいものですね。



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