「銀座の道ばたに座るのって、もしかして違法なの?」
3連休の銀座で、路上やお店の前に座りこむ「地べた族」がニュースになりました(テレビ朝日のニュース)。

答えから言うと、道路に座っただけで、すぐ違反になるわけではありません。
でも、交通のじゃまになる座り方は、道路交通法で禁止されています。
破ると、5万円以下の罰金の決まりがあるんです。
とはいえ、銀座を歩きまわると足は痛くなりますよね。
この記事では、道路に座るときの決まりと、銀座で座って休める場所を、法律と公式の案内からやさしくまとめました。
この記事のポイントは以下の4点です。
- 道路に座ること自体は、すぐには違反にならない
- 交通のじゃまになる座り方は、道路交通法で禁止。罰則は5万円以下の罰金
- 警察によると、街並みを大切にする銀座では、ベンチを増やすのはむずかしい
- 座って休むなら、GINZA SIXの屋上庭園や銀座三越の銀座テラス、松屋銀座の休憩所
銀座の地べた族とは?道路に座るのは違法か
- 銀座の地べた族とは?3連休にニュースで話題に
- 道路に座るのは違法?道路交通法76条の決まり
- 道路に座ると罰金は?5万円以下の罰金になることも
- 銀座で店の前に座るのは?お店のじゃまになると違反の可能性
- 銀座にベンチが少ないのはなぜ?街並みを大切にする街
銀座の地べた族とは?3連休にニュースで話題に

「地べた族」は、道ばたや地面にそのまま座りこむ人のことです。
「地ベタ族」と書かれることもあります。
2026年10月12日の朝、テレビ朝日の「グッド!モーニング」が、銀座の地べた族を取り上げました(テレビ朝日のニュース)。
ニュースでは、外国人が座って食事をしていました。
靴をぬいでいる女性もいたそうです。
街の人からは「座って食べるような所ではないので」「銀座というネームブランドを考えると、座ってほしくないな」という声が出ていました。
いっぽうで、海外では世界遺産や階段でもみんな座っているので、そういう文化なのかな、と話す60代の人もいました。
座っていた人にも、わけがあります。
コソボ出身の20代の人は「車が走っていないので、私は大丈夫だと思った」と答えていました。
そして「日本にいるから、日本の文化を尊重しなければいけないですね」とも話しています。
マレーシア出身の30代の人は「1時間くらい歩いたので、足がとても痛い。ベンチがあったらうれしい」と話していました。
カフェもレストランも満席で、ベンチも少ない。
気軽に休める場所が少ないことも、座りこむ理由のひとつなんですね。
道路に座るのは違法?道路交通法76条の決まり
道路に座ることについては、道路交通法に決まりがあります。
第76条第4項第2号です(e-Gov法令検索「道路交通法」)。
中身をふだんの言葉にすると、こうです。
道路で、交通のじゃまになるように寝そべったり、座ったり、しゃがんだり、立ち止まったりしてはいけない。

ポイントは「交通のじゃまになるように」というところです。
座ること全部が禁止なのではありません。
人の通り道をふさぐ座り方がいけない、という決まりなんです。
ちなみに、この法律の「道路」には歩道も入ります(e-Gov法令検索「道路交通法」)。
「車が来ない歩道なら大丈夫」とは言えないわけですね。
道路に座ると罰金は?5万円以下の罰金になることも
道路交通法の第76条第4項を破ったときの罰則は、第120条にあります(e-Gov法令検索「道路交通法」)。
5万円以下の罰金です。

ただし、座っただけで、すぐに罰金になるわけではありません。
警察によると、路上に座ること自体が、すぐに違反になるわけではないそうです(テレビ朝日のニュース)。
問題になるのは、通る人のじゃまになったときです。
人が多い銀座の歩道で何人も座りこむと、じゃまになりやすいので気をつけましょう。
銀座で店の前に座るのは?お店のじゃまになると違反の可能性
お店の前に座るのは、どうでしょうか。
警察によると、お店の営業のじゃまになったときは、状況によって違反になる可能性があるそうです(テレビ朝日のニュース)。
通行の支障になったときも同じです。

お店の入り口の前は、お客さんが出入りする場所です。
座りこむと、入りたい人が入れなくなってしまいます。
警察が問題にするのは、通る人やお店のじゃまになったときなんですね。
銀座にベンチが少ないのはなぜ?街並みを大切にする街
「それなら、銀座にベンチを増やせばいいのに」と思いますよね。
でも、そう簡単ではないようです。
築地警察署は、こう話しています(テレビ朝日のニュース)。
「銀座は商店街や街の方が景観やブランディングを大切にしているエリアなので、駐車場やベンチは街の景観やスペースを考えると作るのは難しいでしょう」

たしかに銀座には、街の人たちが話し合って決めてきた「銀座のルール」があります(銀座街づくり会議「銀座のルール」)。
いちばん大切にしているのは、通りという、みんなが使う場所の質です。
お店ひとつひとつの商売よりも通りの質を優先してきたから、銀座のブランドが守られてきた、と書かれています。
ベンチについて決まりがあるわけではありませんが、通りの見た目をとても大事にしている街なんですね。
だからこそ、銀座では「座って休める場所」を先に知っておくと安心です。
銀座で座れる場所はどこ?休憩スペースと屋上庭園
- 銀座で座れる場所① GINZA SIXの屋上庭園(朝7時から夜11時)
- 銀座で座れる場所② 銀座三越の銀座テラス(新館9階)
- 銀座で座れる場所③ 松屋銀座の休憩所(2〜5階と屋上)
- 銀座の休憩スペースに困ったら?観光案内所と歩行者天国の時間
銀座で座れる場所① GINZA SIXの屋上庭園(朝7時から夜11時)

銀座で座れる場所で、まず知っておきたいのがGINZA SIX(ギンザシックス)の屋上庭園です。
名前は「GINZA SIX ガーデン」。
銀座でいちばん大きい、約4,000㎡の屋上庭園です(GINZA SIX「施設案内」)。
銀座に来た人が、ひと休みしたり交流したりできる場所として作られました。
うれしいのは、使える時間が長いことです。
朝7時から夜11時まで開いています(GINZA SIX「営業時間」)。
お店は10時30分からなので、お店が開く前にもひと休みできます。
ただし、天気が悪い日は、予告なしに閉まることがあります。
貸し切りやイベントで、入れる場所がせまくなることもあります。

Xには、3連休中の10月11日に「快晴の休日。GINZA SIXの屋上庭園で寛ぐ」という投稿がありました(masa084637572さんのXの投稿)。
緑の壁に囲まれた、落ちついた場所です。

屋上庭園から東京タワーが見える、という投稿もあります(ketsuei_kigataさんのXの投稿)。
夜まで開いているので、ライトアップされた東京タワーをながめながら休めますね。
GINZA SIXには、三原通り側の観光バス乗り場の2階に「三原テラス」という休める場所もあります(GINZA SIX「施設案内」)。

銀座で座れる場所② 銀座三越の銀座テラス(新館9階)
銀座4丁目にある銀座三越には、新館9階に「銀座テラス」があります(銀座三越「銀座テラス」)。
地上31mにある、気軽に休める場所です。

本館側には、芝生の広場と季節の草木がある「テラスガーデン」があります。
テーブルやいす、ベンチが置いてあります。
カフェでテイクアウトしたサンドイッチなどを、ここで食べられると案内されています。
新館側には、託児所、親子休憩室、授乳室、オムツ交換室があります。
小さい子ども連れで歩き疲れたときにも助かりますね。
Xには「歩き疲れて三越に入りました。屋上にある銀座テラスに向かいます」という投稿がありました(ZO6kk37nInx8hqGさんのXの投稿)。
テラス席で、カフェの飲み物とシフォンサンドを楽しんだそうです。

銀座で座れる場所③ 松屋銀座の休憩所(2〜5階と屋上)
銀座3丁目の松屋銀座にも、休める場所があります。
休憩所は2階から5階までと、屋上です(松屋銀座「便利なサービス・施設」)。
お買い物の途中でひと休みできるベンチなどが用意されています。

2階から5階の休憩所はお店の中なので、雨の日も使いやすいのがいいところです。
「銀座で座れる場所を室内で探したい」というときに覚えておくと便利ですよ。
晴れた日は、屋上でひと息つくこともできます。
銀座の休憩スペースに困ったら?観光案内所と歩行者天国の時間
道に迷ったり、休める場所がわからなかったりしたら、観光案内所をたずねる手もあります(GINZA OFFICIAL「観光案内所」)。

| 観光案内所 | 場所 | 時間 |
|---|---|---|
| G Info | 銀座5-2-1 GinzaNovo 1階(数寄屋橋公園側) | 10:30~17:30(1月1日・2日などは休み) |
| TOURIST SERVICE CENTER TERMINAL GINZA | GINZA SIX 1階(三原テラス側) | 9:00~21:00 |
G Infoは、英語と、日によって中国語でも案内してくれます。
GINZA SIXの案内所にはカフェもあるので、飲み物を買ってひと休みできます。
週末の銀座通りは、昼に歩行者天国になります(GINZA OFFICIAL「歩行者天国」)。
土・日・祝に、銀座通り(中央通りの1丁目から8丁目)が歩行者だけの道になります。
10月から3月は12時から17時、4月から9月は12時から18時です。
車が来なくても、道の真ん中に座りこむのは避けたいところです。
歩行者天国でも、催しや物の売り買い、人を集める行為は禁止されています。
時間を知っておいて、疲れたら屋上庭園やデパートの休憩所へ移りましょう。
まとめ
まずは、道路に座るときの決まりのおさらいです。
銀座の地べた族とは、3連休にニュースで取り上げられた、路上やお店の前に座りこむ人のことです。
道路に座るのは違法かというと、交通のじゃまになる座り方が、道路交通法76条で禁止されています。
道路に座ると罰金は、5万円以下の罰金の決まりがあります。
ただし、座っただけですぐに違反になるわけではありません。
銀座で店の前に座るのは、お店のじゃまになると、違反になる可能性があります。
銀座にベンチが少ないのは、警察によると、街並みを大切にする街なのでベンチを作るのが難しいからです。
次に、銀座で座れる場所です。
銀座で座れる場所①は、朝7時から夜11時まで開いているGINZA SIXの屋上庭園です。
銀座で座れる場所②は、ベンチやテーブルのある銀座三越の銀座テラス(新館9階)です。
銀座で座れる場所③は、2〜5階と屋上にある松屋銀座の休憩所です。
銀座の休憩スペースに困ったら、観光案内所をたずね、歩行者天国の時間も知っておきましょう。
足が疲れたら、道ばたではなく、こうした場所でゆっくり休んでくださいね。


