最近、Yahoo!ニュースのアクセスランキング1位になった「10月からスマホを持っているだけで月額1100円のネット受信料がかかる?」という記事を見て、不安になった方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、スマホを持っているだけでは受信料はかかりません。
しかし、2025年10月から始まる「NHK ONE」について正しく理解しておくことは大切です。
通勤中の5分で読める内容にまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
「NHK ONE」って何?
「NHK ONE」は、2025年10月1日からスタートするNHKの新しいインターネットサービスです。
これまでの「NHKプラス」が生まれ変わったものと考えてください。
主な機能は以下の通りです:
- 番組の同時配信・・・テレビ放送と同じタイミングでスマホやパソコンで視聴
- 見逃し・聴き逃し配信・・・放送後7日間いつでも視聴可能
- ニュース記事・動画配信・・・最新ニュースをアプリで確認
- 災害情報のプッシュ通知・・・緊急時に位置情報に応じた避難情報を配信
つまり、外出先でもNHKの番組やニュースを楽しめるサービスということです。
朝ドラを見逃した時や、通勤中にニュースをチェックしたい時に便利ですね。
本当にスマホを持っているだけで料金がかかるの?

答えは「NO」です。
多くの人が誤解していますが、スマホやパソコンを持っているだけでは受信料の対象になりません。
料金が発生するのは、実際に「NHK ONE」を利用する操作を行った場合のみです。
具体的には
料金がかからないケース
•スマホやパソコンを持っているだけでは、料金はかからない
•アプリをダウンロードしただけでも料金はかからない
•「NHK ONE」のサイトを見ただけでも料金はかからない
料金がかかるケース
•「ご利用にあたって」の画面で「サービスの利用を開始する」ボタンを押した
•アカウント登録を完了した
•実際に番組を視聴した
つまり、意図的に利用開始の手続きを行わない限り、勝手に料金が発生することはありません。
利用する場合の料金はいくら?
「NHK ONE」を利用する場合の料金は、現在のテレビの受信契約の状況によって変わります。
既にNHKの受信契約をしている場合
追加料金は一切かかりません。
家にテレビがあってNHKの受信料を既に払っている方は、そのまま「NHK ONE」も利用できます。
新たな契約や追加の支払いは不要です。
テレビがなく、インターネットのみ利用する場合
月額1,100円(沖縄県は965円)
これは「地上契約」という扱いになります。テレビの地上波契約と同じ料金設定です。
支払い方法
•月額払い:1,100円
•2か月払い:2,200円
•6か月前払い:6,309円(少しお得)
•12か月前払い:12,276円(一番お得)
学生や障害者手帳をお持ちの方など、条件によっては免除や割引もあります。
解約はできる?

はい、解約は可能です。
NHKの公式サイトでも明記されていますが、「NHK ONE」の解約は可能です。
また、テレビがない世帯で「NHK ONE」のみを利用していた場合でも、NHKがスマホの廃棄を求めることはありません。
つまり
- 利用をやめたくなったら解約できる
- 解約のためにスマホを捨てる必要はない
- 通常の契約解約と同じ手続きで対応可能
ただし、解約手続きの詳細については、サービス開始後に明確になる部分もあるため、実際に利用を検討する際は最新の情報を確認することをおすすめします。
実際に利用する場合の手順
「NHK ONE」を利用したい場合の手順は以下の通りです:
1.「ご利用にあたって」の確認
•サービスにアクセスすると表示される画面で内容を確認
•「サービスの利用を開始する」ボタンをクリック
2.NHK ONEアカウントの登録
•世帯で1つのアカウントを作成
•家族5人まで個別のプロファイル設定が可能
3.受信契約情報の登録・連携
•既存の受信契約がある場合は連携
•ない場合は新規契約手続き
まとめ 「NHK ONE」でスマホに月額1100円?知っておきたい5つのポイント
「NHK ONE」について、押さえておきたいポイントをまとめると:
✅ スマホを持っているだけでは料金はかからない
✅ 利用開始の操作を行った場合のみ契約が必要
✅ 既にNHK受信料を払っている人は追加料金なし
✅ インターネットのみ利用なら月額1,100円 ✅ 解約も可能
ネット上では「スマホ税」などと呼ばれて不安を煽る情報も見かけますが、
実際は従来のテレビ受信料と同じ仕組みです。利用したい人だけが契約すればよく、強制的に料金が発生することはありません。
2025年10月のサービス開始まで、正確な情報をもとに冷静に判断することが大切ですね。