ロキシーがあっさりとルーデウスの前から去ることになった理由は
第2話では,ロキシーがルーデウスに教えることが全部なくなったということで,ロキシーがいる理由がなくなり,旅立っていきます。
たった1話しか一緒にいることはありませんでした。
ロキシーは,2年ほどグレイラット家にいたようでしたが,その期間中,ルーデウスに多くのことを残しました。
- 4つの攻撃魔法が全部使えるようになった
- ルーデウスのトラウマだった,家の敷地の外へ連れ出してくれた
- 脊梁山脈の向こうにある魔法大学のことを教えてくれた
- 小さいものへも真摯に教えるという姿を見せてくれた
このとき,ルーデウスはたった5歳。
5歳にして,4種の攻撃魔法を全部使えるようになったことで,ロキシーは卒業試験を行います。
この時,初めてルーデウスは敷地の外に出るんですね。
そして,ロキシーを遥かに超える魔法を発動させたため,ロキシーがこれ以上ルーデウスに教えることはなくなり,グレイラット家を発つのです。
ロキシーは最初からルーデウスの魔力の力を認めていました。
第1話で詠唱をはしょったにもかかわらず魔法を発動させたルーデウスを見たときからです。
2話の中で,ルーデウスが「ロキシー師匠」と呼んだ時,その呼び方早めてくださいといいますが・・
その理由として「自分より劣るものを師匠と呼ぶのはいやでしょう」と答えます。
自分になにかそういう経験があったのでしょうか。
ルーデウスに丁寧に魔法を押して,自分の追い抜くことを楽しみにしていながらも,やはり自分にルーデウスほどの魔力がないことはロキシーにとってみとめたくないことでもあったのでしょう。
だれもいない部屋の中で,無詠唱で魔力を発動させようとしてそれができず,ため息をつくシーンがありました。
敷地の外にでることがトラウマだったルーデウス
塀の外で遊んでいる子どもたちと目があった時,ルディはあわててしゃがみこみ,心臓を抑えてあらいい気を付きます。
これは前世で友達からいじめられ続けたことがトラウマとなって残っているのでした。
高校生の時のシーンを改装するルディですが,本当にひどいいじめをされていました。
それで,外に出られなくなり,20年もの間引きこもってしまうのです。
それはつらい過去だったでしょう。
部屋には1000冊もラノベがあると1話でつぶやいていましたが,全盛のルディは,急に力が発動したり,美人の居候がきたりといったことの想像の世界が癒やしだったんですね。
うまれかわってもそのトラウマの記憶も一緒に引き継がれてしまっており,ルディは,外に出ることができないのです。
ロキシーは,そのトラウマを抱えたルーデウスを馬にのせ,いっしょに敷地を超えました。
あっさりとこえられなかった壁を超えてくれたロキシーだったので詩tあ。
そういうロキシーを,心は34歳のルディは,「あの少女を尊敬しよう」と思っていました。
「あと10年経っておぼえてくれていたらまた言ってください」
ルーデウスがロキシーに「僕は仕様が好きですよ」といった時,ロキシーは「はいはい」と言った調子で,「あと10年経ってその言葉を覚えてくれていたらまた言ってください」と言います。
これはフラグでしょう。
ロキシーと将来再会する時,ルディはきっと「僕はロキシーのことがすきです」というはずです。
その時が楽しみですね。
伏線回収のときが。
スペルド族の話をするロキシー
ロキシーは,自分の髪の毛の色が緑に見える時があり,そのためスペルド族に間違われるという話をしました。
ロキシーが初めてグレイラット家にきたとき,父と母が驚いた顔をしていたことを,ルーデウスはロキシーがちいさいからだと思っていたようでしたが,ちがっていました。
その髪の色がスペルド族に見えたためだとロキシーは言いました。
ロキシーは,小さい頃からスペルド族がこわいのだということを聞かされて成長しており,そのこわさについてルーデウスに話します。
これもまた,伏線ですね。
そのうち,ルーデウスはスペルド族に会うのです。
この伏線があるから,第18話で,ルーデウスがスペルド族を見方にして旅をしているということをしったロキシーが舌を巻くということにつながるんですね。
ヒロインの一人ロキシーがさり,魔力を大きく伸ばしたルディは,これからどのような生涯を送っていくんでしょうか。