無職転生第5話のネタバレ感想です。
まだ見ていない人は,ここから下を読まないでくださいね。
なぜルーデウスの芝居が本当になってしまったのか
初対面でお嬢様エリスからボコボコにされるルーデウスというとんでもない出会いでした。
ルーデウスはそのエリスがなんとか魔法を習いたいと思ってもらえるように,一芝居打ちます。
自分たちを拉致してもらい,そこから魔法を使って逃げることで,魔法の便利さ,有用さをエリスにしってもらおうとするのです。
ところがどうしたことか,ルーデウスは拉致先でそれが芝居ではなく,本当に拉致されてしまったことに気づくことになります。
結果的にルーデウスの魔法で檻の鉄柵を外し,エリスに大声を出さないという約束を守るなら連れて行ってやると条件を出し,エリスはしぶしぶそれに従うことになりました。
エリスは魔法の力をここでまざまざと経験することになるのですが,いったいどこでどうやってルーデウスの思いと実際の誘拐とが一致してしまったのでしょう。
そこがよくわからなかったのですが・・・
ルーデウスが使用人に謀を持ちかけた時,その使用人がそれをきっかけに本当の誘拐をしたということなんでしょうか。
その割には,ルーデウスの前にのこのこ現れて,自分がエリスの誘拐に関わっていることをあかすというようなヘボをやってしまっていることも解せませんね。
どこかにその答えがあると思うのですが,また見直してみてわかったら答え合わせを書きたいと思います。
5話にして死ぬ可能性があったルーデウス
一度は脱出するルーデウスでしたが,自分たちの街まで逃げてきた時に使用人に出会います。
そこで気を許した瞬間,エリスは一瞬で沢割れてしまいます。
ここで使用人が自分が誘拐に関わっていたことを明かすのですが・・・
ルーデウスは7歳にして誘拐犯と命をかけたまじの戦いを挑むことになります。
ルーデウスの攻撃魔法は優勢に見えたのですが,犯人の放った剣がルーデウスを襲います。
これは,「ほくしん流」の技のようで,自ヴンに向かって飛んでくる剣をみながら,ルーデウスはほくしん流を極めた父が以前「ほくしん流には剣を投げる技がある」と言っていたことを思い出します。
これはもう絶体絶命。
ルーデウスは,ここで死ぬところでした。
様子を見に来たギレーヌからたすけられなければ。
ギレーヌすごいです。
しかし,ギレーヌが一瞬でも遅れたらルーデウスは命がなかったのであり,この瞬間の奇跡でルーデウスは命を永らえるということになります。
こうしてくると,この誘拐犯はルーデウスを亡き者にしようとするなにかの力がはたらいていたのかもしれませんね。
エリスがつんつんしながらルディに自分を「エリス」と呼んでいいという
今回の一番の突き刺さりポイントは,エリスが去っていこうとするルディにつんつんしながら激しい口調で「私のことをエリスって呼んでいいわ!」と「怒鳴る」こと。
本当に怒鳴っているとしか言いようのない怒声でルーデウスに「私はお前のことを認めた。心を許しているんだ」ということを告げるわけですね。
ルディが「エリス様」というと「エリスでいいわ」と改めて答えるんです。
これはもう7歳のルーデウス大快勝ですね。
これまで幾人もの人間がエリスの前に敗れ去ったというのに・・
というわけで,第5話の感動ポイントを3つ,書きました。
今後,激しいお嬢様エリスは,ルーデウスから魔法や算術をおとなしく習ってくれるのでしょうか。
6話が楽しみです。
無職転生記事 目次
第4話 自分から誘って妊娠したのにルディに助けられるリーリャ