11月15日、第18話が配信されました。
ネタバレを含む感想ですので、注意してご覧ください。
ノコパラに出会い故郷に帰ることにするロキシー
今回はロキシーが主人公。
ルーデウスたりとすれ違いながらも、ルーデウスの母ゼニスやリーリャを探す旅を続けているロキシーは、今回生まれ故郷にいったん帰ります。
そのきっかけとなったのは、半馬の獣人ノコパラ。
かれは以前、デッドエンドのルディ、エリス、ルイジェルドから痛い目に合わせられており、そのときには悪いやつだなーとおもっていたんですが、まさかの、ロキシーの元パーティー友。
いったいなんでこんなやつと・・・と思っていたんですが、そういえば、ルディたちに命乞いするときに「子どもがいるんだ・・」といってたっけ。
彼は、ロキシーに一度は故郷に帰るようにすすめるんですが、ロキシーは故郷にあまりいい思いを持っていないんですね。
故郷の人たちがみんなできる「念話」、いわゆるテレパシーでの会話ができないために子どもの頃から疎外感を持っていて、それが父、母を苦しめているんじゃないかと思って家をとび出しちゃいましたから。
自分が出て行けば、父、母は喜ぶんじゃないかと思ったんですね。
しかしノコパラは、自分の親としての経験から父母というものの思いをロキシーに話してくれます。
それでしぶしぶ故郷に帰るんですが・・・・
故郷で未だ疎外感を消せないロキシー
村に入ると、あちこちで自分を見ながら念話をしている村人たちが。
表情やそぶりを見ていると、悪意も何もないんですが、ロキシーには自分を阻害しているようにしか見えない。
子どもたちが遊んでいるところを見てほっと微笑み一安心。
しかし、転んでけがをした子どもをヒーリングでなおしてやったとき、その子たちが念話をしているのをみて、表情を硬くし、その場を立ち去るロキシーです
そうとう。疎外感をかんじていたんですね。
父、母にあったとき、二人はとてもよろこんでくれたんですが、ロキシーにとっては、その喜びが本当のものだとは思えない
それでその場で立ち去ろうとするんです
数十年の空白を埋める号泣の理由
父母の落胆ぶりはかなりのもの。
「もう帰らないかもしれません」というロキシーの言葉に、うしろから大粒の涙を流して泣き出す母でした。
ロキシーはその姿を見て驚き、同時に自分が小さな時に大事にしていた人形が大切に棚に保管されているのを見てはっとします。
その母を見ていると、顔がゆがむ自分にきづき、手首でなみだをぬぐうのですが、その意味、自分の感情には気づいていません。
父母は、自分がいなくなって喜ぶどころか、どれほど自分を心配し、帰ることを待ち侘びてくれていたのか。
ただ、涙がでてくるのを何度かとまどったように拭いているロキシーでしたが・・・
そのうちだんだん顔が崩れてきて、とうとう号泣。
大口を開けて号泣します。
全ての感情を吐き出すような号泣でした。
このロキシーの描写が、本回の一番の見所のような気がしました。
ロキシーの心情の変化が、涙を拭く動作にすごく現れてきて、もらい泣きしそうになりました。
家を出てから数十年(かれらの寿命は長いのです)、その間の父母との空白を埋めるように号泣し、やがて寝てしまいます
いつもの物憂げなロキシーではなく、一人の少女にもどったような表情でした。
父母との和解を果たし、気持ちを新たに出発するロキシー。
父母との会話で、なんと2年前にルーデウスがこの村を立ち寄ったことを知り、驚きます。
そして、スペルド族も一緒であることを知り、あんなおそろしいものを味方につけるとは、ルーデウスはすごい人間になっているのだ、と認識していました。
変えるところができたロキシーは、これでさらに強くなっていくんでしょう。
ルーデウスと出会うのはいつのことでしょうか
次におすすめするのはこの記事です。↓
無職転生記事 目次
第4話 自分から誘って妊娠したのにルディに助けられるリーリャ