化石賞とは
先日行われた、国際気候変動交渉会議(COP)で、日本は化石賞を受賞しました。
この化石賞とは、その日の会議で地球温暖化の対策において一番消極的だった国に送られる賞です。
実に不名誉な章だったんですね。
不名誉な化石賞を贈っているのは誰?
こんな賞、いらないと思うのですが、全世界に受賞が公開されますので、それなりに影響力があります。
個人や街の商工会程度のものではなく、それなりに権威のあるところが出しています。
それは、「気候行動ネットワーク」
これは、世界の1500ともいわれる環境NGOをまとめる機構が主催してるんです。
これだけの団体から皮肉を言われたわけで、おまけに授賞式は全世界に配信されます。
無視無視というわけにはいかないですよね。
日本は何故受賞した?
そんな不名誉な賞を日本が受賞したわけはなんでしょうか?
それは、会議に出席した岸田総理が、石炭などの火力発電の維持を表明したからなんです。
石炭による発電の廃止に向けて働くことは、気温を上昇を1.5度未満に抑えるという世界の希望にとって大事な課題なんです。
それに消極的な表明をしたということで化石賞を受賞することになったのでした。
歴代受賞国は
日本を上回る受賞回数を誇るのはアメリカ。
1日に3回も受賞したことがありました。
もらったらどうなる
何か罰があるわけではありませんが、これを期待と受け止めて、世界に向けて取り組みを改善していくことご望まれますね。
化石賞の受賞は本当に不名誉なことなのか
竹田恒泰氏は,化石賞に関して,化石燃料を減らすことに消極的ということのみを持って化石賞をおくるということを批判しています。
こうした環境団体の言動に竹田氏は「日本は、世界最高性能の高効率火力発電プラントを開発し世界中に輸出してきた」と反論。 「化石燃料の効率的な利用に世界で最も貢献してきたその日本に『化石賞』とは無礼千万」と環境団体の一方的な見解を批判した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f206f04872dd6b2f96b48649365c85b10df950a0
なるべく二酸化炭素を出さないような発電のしかたで世界に貢献してきたことに目を向けずに賞を贈っているというのです。
この件については,「正しい」といえる視点がたくさんあります。単に報道やSNSの雰囲気に惑わされずに,じっくりと考えてみることが必要のようですね。