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【アドレスホッパー】そのメリット・デメリットとは|住所不定の夫婦や会社員

-7 社会的な話題

2021年9月3日追記

2020年9月19日放送の「世界一受けたい授業」でアドレスホッパーについて紹介されました!

アドレスホッパーはだんだん知名度があがってきていますね。
番組では,ライター、高校教師、料理人など,さまざまな立場の方が出演。アドレスホッパーとしての生き方を探求しているさまが放送されました。
ライターの仕事は,引きこもりがちになりますが,アドレスホッパーとしてあちこちに拠点を変えながら仕事をすることで,広い視野を得て,仕事に役立つこともありそうですね。

しかし,出演していた教師について,「住所不定の教員なんか信用できん」という声もあり,市民権を得るところまでは言っていないようです。
学校の事務員などは,教員が住所不定だとそれでいらない事務を強いられている可能性もあるわけです。

,泊まる側の制度は整い始めているとはいえ,まだまだ働く側の制度が追いついていない状況。
この状況下では,アドレスホッパーと名乗って仕事をする場合の,まわりの支えなどについても目配りをしなければならないことも事実なよう・・・

そこで,アドレスホッパーについてのメリットとデメリットについて調べてみました。

アドレスホッパーのメリット

アドレスホッパーには,家賃,光熱費,車の維持管理費といった,固定費を削減できるというメリットがあります。
また,持ち家がないことから,身一つで移動できる持ち物だけに絞る必要がありますので,とても身軽になれることもメリット


たとは違った生活スタイルであることから,持ち家を持った人ではできない発想,考え方を得ることができます。

アドレスホッパーのデメリット

特に,住民票をどこにおくのか,住民税の支払いはどうするのかといった,逆に面倒な要素もあります。

デメリットとしては,

  • 次々に泊まる場所を探さなければならないこと
  • 慣れ親しんだ場所で寝起きできないことから来る,身体的精神的なストレスがあること
  • 定住していないことから来る社会的信用
  • 家族をつくることがむずかしい

等が挙げられます。

また,番組に出演していた夫婦に心配の声も・・・

子どもができて,出産,保育園や幼稚園への受け入れ等,住所不定でサービスを受け入れられるのかという心配ですね。

メリット・デメリットについて見てきました。
ここからは,そもそもアドレスホッパーってなんだということについて深堀りしていきます。

アドレスホッパーとは

アドレスホッパーとは、賃貸物件や持家など特定の住居を持たずに、土地を移動しながら生活をする人・生き方のことを言います。

アドレスホッパーは、2018年頃に市橋正太郎氏をはじめ4人のメンバーが、アドレスホッパーとしてコミュニティをつくる中で出来上がった言葉です。」
ホッパーとは,点々とするという意味の「ホッピング」からきています。
定職を持っていることが特徴です。

OneLife

毎日が旅のようで,とても憧れる生活の仕方ですね。

アドレスホッパーは,重軽を転々とすることであって,仕事がないというわけではありません。
アドレスホッパーという生き方をしている会社員もいます。

ムーミンに登場する,スナフキンなどは,アドレスホッパーと言えるのでしょうか?

ノマドワーカーとのちがい

特定の住居を持たずに点々と移動しながら,というと,ノマドワーカーとのちがいについて疑問がでます。
どのようにちがうのでしょうか

ノマドワーカーとは,家やオフィス以外の場所で仕事をする人のことです。
住まいはあっても,ノマドワーカーであることができます。

「ノマドワーカーとはカフェなどオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人、また働き方のことを言い、住まいについての有る無しを決めるものではありません。

アドレスホッパーの中には、一定の場所で仕事を行っている人もいるので、アドレスホッパー=ノマドワーカーではありません。」
https://www.onelife-weekly.jp/blog/4952/

ちなみに,ホームレスとの違いは,アドレスホッパーには,実際には帰る家があるということだと言えます。仕事を持っている以上,住所の登録はどこかにしているわけですからね。

アドレスホッパーはどんなところに住む?

アドレスホッパーは,どんな居住地を転々としているのでしょうか。

  • ホテル
  • 民泊
  • シェアハウス等
  • サブスクリプション型住居サービス

などとなります。

とくにサブスクリプション型住居サービスは,月1万5千円というリーズナブルな価格で,ホステル認証されたホテルに自由に宿泊できるサービスです。

これは,アドレスホッパーのためのサービスともいえますね。

40以上だけどアドレスホッパーやってみたい・・・

僕は,アドレスホッパーぜひやってみたいです。
子どもも独立したし,家のローンなどもほぼほぼ払い終えてるし。
退職したら,次の仕事は点々としながらやってみたいな。

・・・といいつつ,家を持っていて身一つであちこち移動するのは,どう考えてもアドレスホッパーではありませんね。

帰る家があるんだから。

今の持ち家を始末してから。話はそれからだ,ということですよね。

子どもが独立して家のローンも終わった僕なら,妻を説得して家を売り払い,日本中を転々としながら仕事をするアドレスホッパーになりやすいかな・・・と思ったけど,
病院にかかることもおおくなるだろうし,やっぱり,若くて健康な一部の人の新しい生活スタイルとして見守るのが一番のようです。

まとめ

アドレスホッパーは,今後ますますそのメリット・デメリットを含めてクローズアップされてくると思います。

しかし,まだ新しいスタイルとして広まり始めたばかり。
10年経った時,夫婦が,教師が,どのようになっているのか,まだ誰もわかりません
社会実験のようなものです。

「ノマドワーカー」という言葉が広まったのは,ちょうど10年ほど前ですが,10年後の今は,普通に定着しているように思います。
アドレスホッパーが,10年後も「生活スタイルの1つ」として存在し続けていることを祈ります。

特に,夫婦の方・・・

健康に子どもが育っていてくれていればいいですが。

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