よく「新そば」とという言葉を使いますよね。
語感が良くて、「新そば」というだけで、そばのかみ心地や味が口の中に広がるようです。
新そばとは
新そばは、その名の通り新鮮な蕎麦のこです。
収穫直後の蕎麦を使用するため、その香りが高く、風味が良いのが特徴です。
新そばと通常の蕎麦との違いは、「収穫したてかどうか」だけです。
新そばは、「新そば」と呼べる期間が限られています。
新米は「収穫した年の12月31日までに精米され、包装されたお米」を指すのに対し、新そばは収穫されてから1か月から2か月で提供されます。
また、特徴として色・味・香りが特別に優れていることもあげられます。
特に秋新そばは、夏の太陽をたっぷりと浴びて育ち、一年でもっとも豊かな実をつけ、さらに強い風味と香りをぎゅっと詰め込みます。
新そばの時期と種類
新そばの旬は年に2回あり、それぞれ「夏蕎麦(夏新)」と「秋蕎麦(秋新)」と呼ばれます。
夏蕎麦は、5月中旬に播種し、6月から7月初旬に収穫する蕎麦のことを指します。
夏蕎麦の旬は7月から8月で、特に夏蕎麦はうっすらと美しい緑色をしており、色合いがより鮮やかです。
夏新そばは清涼感が感じられる特徴を持ち、淡い香りにすっきりとした味わい
秋蕎麦は、9月に播種し、11月に収穫した蕎麦のことを指します。
秋蕎麦の旬は11月から12月頃、秋から冬にかけてです。
秋新そばは濃密な風味と香りが特徴です。
新そばのおいしい楽しみ方
新そばを堪能するのにおすすめなそばは、風味や香りを損ねずに生かしたそばです。
小麦粉などのつなぎが一切入っていない十割そばや、お店で手打ちされたばかりの生そばが特におすすめです。
九州地方の大分県豊後高田市の新そば
九州地方でも、新そばの旬は年に2回訪れます。
新そば産地として有名な大分県豊後高田市では、夏の新そばの解禁日が6月25日とされています。
また、秋の新そばは11月19日から楽めます。
山歩きと新そばを味わう
福岡県古賀市の薬王寺温泉エリアでは、夏の新そばの時期(7月~8月)には、山歩きを楽しんだ後に、新そばを味わう日帰りプランがあります。
秋の新そばの時期(11月~12月)には、古賀市の紅葉の名所である興山園の紅葉と薬王寺温泉を楽しんだ後に、新そばを味わうプランがあります。
十割そばカフェ
新そばの香りと風味を楽しむのに、そばカフェもいいですね。
福岡県古賀市の奥座敷、薬王寺温泉エリアの十割蕎麦カフェで新そばを味わうことをお勧めします。
新そばの香りと風味に魅了されますよ。
自宅での新そばの楽しみ方
新そばの風味を自宅で楽しみましょう。
新そば粉や新そばの実を使用して、手打ちそばやソバガキ、そば湯はもちろん、ガレット、そばクレープなどを楽しむのもいいですね。