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そばに日本酒をかけて食べるのはなぜ?

-5 季節行事や慣習

そばに日本酒をかけて食べるという人がいます。

※3月9日の火曜サプライズでも,長嶋一茂さんが,蕎麦に日本酒をかけて食べるという食べ方を紹介していました。

そばに日本酒をかけるのは,なぜなんでしょうか。

おいしいのでしょうか。

なにか理由があるのでしょうか

酒がそばのうまみをひきだすから

まず,最初の理由は,そばそのものの旨味を酒が引き出すというものがあります。

日本酒の甘みや旨味がそばを美味しいと思わせるからということですね。

そば自体を味わうのに,酒をかけるとわかりやすくなるからだということです。

薬味のようなものという考え方ですね。

「粋」だとされたから

江戸の昔から,酒はそばにつきもの。

それは,酒を売るのに,そばも食べてもらおうといっしょに出したのが始まりなのだそうです。

そばを食べながら,ちびっと酒を飲む。

酒が蕎麦の味を引き出すということもあり,相性がよかったのでしょう。

このそばが,時間が立って「玉」になったとき,酒をさっと横がけにしてほぐすのが「粋」だと考えられていたようです。

酒は調味料だったから

江戸時代の酒は,まだ発酵技術がすすんでいなくて糖分が完全に発行されなかったので,今よりも甘かったんだそうです。

そこで,酒に塩をとかしたものが調味料として使われるようになったそうです。

それくらい甘かったということで,その甘さが蕎麦の味を引き立てるということで「調味料として酒をかけた」という理由もあったようですね。

でも,発酵技術が進んで糖分がなくなっているので,その酒をそばにかけても美味しくないという意見もありました。

でも,酒にも甘口がありますから,甘口の酒をかけると美味しくなるのかもしれませんね。

現に,酒をそばにかけて食べるのが好きという方もよく見かけます。

※2021年3月9日 火曜サプライズで,長嶋一茂さんがそばに酒をかけて食べるのが好きだと紹介されていました。

まとめ

勝新太郎が,そばに酒をかけて食べるという話を聞いて,調べてみました。

すると,江戸の昔から,結構されていたことだったんですね。

酒は酒,そばはそばとしてしか食したことがなかったので,酒をそばにかけるという発想がなかったのですが,まさかの長い歴史。

今度蕎麦屋に行ったら,美味しい酒を頼んでかけて食べてみようかと思います。

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