希少価値の高いフェアレディZ432ですが,その意味は,「4バルブ3キャブレター2カムシャフト」のことです。
それぞれ詳しく調べてみました。
フェアレディZ432の「4バルブ3キャブレター2カムシャフト」とは
これは,S20型エンジンの構成なんですね。
S20型エンジンとは,日産が開発していたガソリンエンジンのこと。標準型エンジンではなく,高回転高出力を前提としたものです。
レース用エンジンを再設計して,公道を走れるようにしたものなんです。
つまり,出力を落としたもの。
4バルブとは,6つの気筒それぞれに,4つのバルブがあるということですが,当時フェラーリでさえ2つしか搭載していなかったということで,まさに革新的!公道を走るスポーツカーの風格です。
当時,世界的に見て,レースカークラスのこのエンジンを積んで公道を走る車はなく,1969年に夜に出た時の衝撃は凄まじかったといいます
2カムシャフトとは,いわゆる「ツインカム」のことですね。
ちなみに,このS20型エンジンは,ゼロ戦に搭載された栄エンジンを手掛けていた中川良一氏が開発したものとのこと。
フェアレディZ432の希少性
フェアレディZ432は,世界的に見て希少性のあるスポーツカー。昭和生まれの名車と言われており,発売は1969年。
世界で419台しかつくられなかったんだそうですよ。
だから,伝説の車両として,中古車価格もうなぎのぼりとのこと
フェアレディZ新型 12年ぶり!
2020年9月16日現在,フェアレディZの12年ぶりの新型の話題で持ちきりですね。
【お知らせ】#フェアレディZ プロトタイプを公開。https://t.co/K95cD9sumO pic.twitter.com/T9r3RLW7rP
— 日産自動車株式会社 (@NissanJP) September 16, 2020
フェアレディZは,もうすでに50年もの歴史を持っています。
しかし,それでも全然ふるさを感じさせませんね。
今回の新型も,「レトロフューチャー」ということで,その伝統を守りながらの未来というコンセプトです。
新型フェアレディZ・プロトタイプを発表
— くるま坂 (@eurocarinfo) September 16, 2020
エンジン:V-6 ツインターボ
トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション
全長:4,382 mm
全幅:1,850 mm
全高:1,310 mm
ホイール/タイヤ寸法:Front: 255/40R19
Rear: 285/35R19 pic.twitter.com/DrJqYvp6Vf
日本のデザインチームによって開発されたらしいですね。
トランスミッションがマニュアルなんて泣かせます。
さすが王道のスポーツカー。