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大阪万博2025が中止の噂とその理由とは 現状とその問題点についても

-7 社会的な話題

世界から集まる先進技術と文化を披露する日本国際博覧会。

2025年の会場が大阪に選ばれたのは2018年のことです。
2005年に愛知で行われた地球博から20年ぶり、さらに大阪での開催は1970年以来、実に55年ぶりです。

このような全世界が注目する大阪万博ですが、開催まで2年と迫る今、インターネット上では「中止」という言葉が頻繁に見受けられます。

なぜ開催が危ぶまれるのでしょうか?何が問題なのでしょうか。

大阪万博2025が中止されるかもしれない、という話がネット上で見られますが、実際には中止が正式にアナウンスされているわけではないのです。

この中止のウワサが広まった背景には、感染症の世界的な拡大や、それに伴う参加国誘致の遅れ、資材の価格上昇などがあります。

この記事では大阪万博2025がなぜ中止の可能性が取り沙汰されているのか、その背景と課題について詳しくお話しします。

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大阪万博の今の状況

大阪万博に対する批判的な意見も多いですが、実はこれは全世界で見ても注目されるビッグイベントなので、成功して楽しいイベントになってほしいですね!

大阪万博の現状はどうなっているでしょうか?

2025年の4月13日から10月13日まで、大阪の夢洲で半年間にわたり開催される予定です。

会場へのアクセスが難しいという声も聞かれますが、大阪メトロ中央線の夢洲駅(仮称)が新設される予定です。

テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。
そのコンセプトとしては、未来社会を探求する実験場となり、世界各国からさまざまなアクションを収集して、SDGsの達成やその先の未来を考える場となる予定です。

  

大阪万博2025の、2023年時点での海外展示ブースの遅れ

最初の問題点として、海外展示ブースが遅れている点が挙げられます。

このエリアでは、参加している各国が自分たちが伝えたいテーマに応じて設計・建設を行います。

大阪万博のオフィシャルウェブサイトによれば、2023年3月24日時点での参加国は153カ国。
しかし、海外展示ブースの申請は、韓国、チェコ、モナコからしか来ていないのが現状です(2023年10月8日時点)。

この状態だと、緊急性がどれほど高いかわかりますよね。

建設が滞っている原因としては、建築資材の高騰が影響しているようですが、日本政府は遅れている国に向けて「プレハブ方式による一括建設」を検討中だと報じられています。

確かに、外観はシンプルになりますが、大事なのは内容ですよね。この方式ならば、工程が早く終わる可能性もあると言われています。各参加国が柔軟に対応できると良いですよね。

 

大阪万博2025の建設費用がどんどん膨らんでいる

懸念されている2点目が建設費用が大幅に増えていること。
会場建設費は当初の約2倍の2300億円!となっています。

ここまで増えていると、はじめの見積もりは一体なんだったんだろうとさえ思えますね。

ただ、この建設費、今後もまだ増える可能性が大です!

万博のために、大阪と夢洲を結ぶ新しい道路と地下鉄が建設されているわけですが、工事途中でその地盤に問題があることが発覚し、その地盤改良にも追加費用がかかると見込まれています。

 

大阪万博2025の万博跡地の開発リスクが大きい

さらに、万博跡地の開発リスクがとても大きいということがあげられます。

万博跡地の活用構想の要点は次のとおりです。

夢洲のIR(総合型リゾート)計画

⚫︎2029年開業を想定

⚫︎ホテル、国際会議場、コンサート会場、劇場、カジノなど

⚫︎年間予定来場者数2000万人、売上高は5200億円

年間の予定来場者数を約2000万人と見込んでいるわけですね。

ここで、世界のテーマパーク入場者数のランキングを見てみましょう。
Themed Entertainment Association(TEA)が発表した2022年の報告によると、

<2022テーマパーク入場者数ランキング>
1位:マジック・キングダム(アメリカ、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)約1,700万人
2位:ディズニーランド(アメリカ)約1,688万人
3位:USJ(日本)約1,235万人
4位:東京ディズニーランド(日本)約1,200万人
5位:東京ディズニーシー(日本)約1,010万人

このようなランキングの結果を見ると、大阪万博跡地を活用した総合リゾートの年間予定来場者数2000万人がどれほど大変な数字かがわかりますよね。

それくらいの来場者が見込めないと採算が取れない想定になっているわけなので、跡地開発のリスクは相当なものではないかと判断できます。

 

大阪万博2025 延期や中止の可能性はあるか

かなり現状での問題が多い大阪万博ですが、中止や延期の可能性はどれだけ現実的なのでしょうか。

これまでの万博開催の実績をみておきましょう。

専門家の中には、大阪万博開催に向けた現在の進捗を考えると、開催時期を延期した方がいいのでは?という意見が多数あります。

過去の万博の実績から考えても、「開催を半年遅らせる」ということは現実的にアリ!なわけですね。

数々の懸念事項への解決策をはっきりと見出せず、中途半端な状態で開催するよりも、準備に必要な時間をかけて開催する方が長い目で見た成果は大きいのではないかと思われます。

確かに、来場者数は、万博成功の一つの指標となりますが、参加者の満足度を高める方が、より良い形で人々の記憶に残るのではないでしょうか。

 

大阪万博2025の入場料は高いか?

大阪万博2025での入場料は、大人は7,500円に設定されました。

この価格について、高すぎると感じる人もいるでしょう。
実際、この料金は過去の万博と比較するとかなり高めです。

2019年に国際博覧会事務局への申請時には、44ドル(当時の為替で約5,000円)という想定価格があったそうです。
しかし、2022年には6,000円の案も出て、最終的には7,500円に決まったのです。

過去に愛知で開催された2005年の万博の入場料は4,600円で、来場者数は2,205万人。
対して、2025年大阪万博の見込み来場者数は3,036万人で、入場料は愛知万博の約1.5倍になっています。

この値上げは、物価の高騰や警備の強化が影響しているようです。

運営費は当初よりも数百億円増加する見通しです。
昨今の物価高騰は私たちの生活全般に影響を与えていますし、警備強化の背景には韓国での人ごみ事故があるなど、様々な要因が絡んでいます。

家族で万博に出かけると、このチケット料金だけでも相当な出費になりますね。

なお、この料金設定は人気のテーマパークと比べて決定されたそうです。
例えば、東京ディズニーランドは7,900~9,400円、ユニバーサルスタジオジャパンは8,600~10,400円です。

当初はさらに高い8,000円という案もあったようですが、最終的に7,500円に落ち着いた理由には、高額だという公の声があったからだと言われています。

ディズニーリゾートやユニバーサルジャパンは、楽しさが保証されているので、この金額でも繰り返し訪れる人が多いです。
大阪万博もそのように感じられる内容であれば、この価格でも訪れる価値はあるでしょう。

それでも、この料金で目標の来場者数を達成できるのか、大赤字にならないのか、そうした懸念の声も存在しています。この点からも、万博中止の声が聞かれることもあるのです。

 

大阪万博2025の入場料にはいくつかのオプションが用意されています。

前売券や年齢に応じた料金設定もありますから、最低限の料金であれば大人は4,000円、子供は1,000円で入場することも可能です。

詳しくいうと、

大人(18歳以上)の基本料金は7,500円ですが、前売券を利用すると6,000円になります。
さらに4月13日~4月26日なら、前売券は4,000円になります。

中学生(12歳~17歳)は、基本料金が4,200円、前売券が3,300円。
そして特定の期間であれば2,200円です。

4歳~11歳の子どもの料金は、基本が1,800円、前売券は1,500円。
特定の期間では1,000円となっています。

この料金設定から、万博の開始直後には特にお得な料金で入場できるようになっているのがわかりますね。

これは、最初のうちに多くの人々を集め、イベントを活気づけたいという目的が感じられますね。


大人(18歳以上)
中学生(12歳~17歳)子ども(4歳~11歳)
基本料金7,500円4,200円1,800円
前売券(会場中入場可)6,000円3,300円1,500円
前売券(4/13~4/26入場可)4,000円2,200円1,000円

 

関西の企業に大阪万博のチケットの購入が要請

運営も、高めのチケット代で狙った来場者数が集まるかどうか心配している様子です。

関西経済連合会が、各大手企業に前売券をたくさん買うよう促しているようです。

その大手企業というのは、関西経済連合会の会長であり、さらには万博協会の副会長も兼ねている松本正義氏、そして他の副会長が関与する会社です。

驚くべきことに、各企業は一社当たり大人向けの6,000円の前売券を15万~20万枚も購入するよう指示されているようです。

これを合算すると、各企業が支払うべき額は大体90億円から120億円にも登ります。
もし全ての企業がこれに従えば、総額は驚愕の1500億円から2000億円に達します。

依頼を受けた企業側も、その地位上、拒否することはできないのでしょう。

そんな多額の前売券購入が要される大阪万博に、心配や疑問が出るのは当然だと言えるでしょうね。

 

大阪万博キャラクター「みゃくみゃく」は人気がない?

大阪万博の話題をさらっているのは、公式マスコット「ミャクミャク」ですね!

このキャラクターは確かに印象に残るもので、インターネットでは賞賛と批判が飛び交っています。
「愛らしい」「気に入った」といった肯定的な意見もありますが、「違和感がある」「他の候補より嫌い」といった否定的な声も少なくありません。

目が5つと左右対称ではないこのキャラクターは、確かに独自のスタイルがありますね。

最初に見たときは、鬼滅の刃に出てくる鬼みたいだと思いました。

製作担当者は、大阪在住のグラフィックデザイナー、シマダタモツ氏(55歳)
コンセプトは、「細胞(セル)」を模した赤い丸を使い、万博のテーマ「いのちの輝き」を象徴。

さらに、1970年の大阪万博の「太陽の塔」に触発されたデザインとのこと。

独特な造形で、批評があるとは言え、話題になっていることは確かです。

この公式マスコットは、大阪万博のイメージに大きな影響を与え、グッズ販売にもつながるでしょう。

子供たちが興味を持つためには、もう少し可愛らしい方が良かったかもしれません、というのが率直な印象です。
しかし、「そのグッズ、欲しい!」という意見も散見されます。

このマスコットが成功に結びつくのか、それとも逆効果になるのか?
いずれにせよ、このキャラクターに愛着を感じ、可愛いと思う日が来るといいですね

 

まとめ

大阪万博2025について、中止すべきか、どんな問題があるのかといった焦点でお話しました。
確かに、開催に懸念や疑問を持つ声が上がっていますが、一方で楽しみにしている方も少なくありません。

特に、ミャクミャクが多くのイベントに参加して盛り上げているほか、道路のマンホールやナンバープレートにもその姿を見ることができます。

2025年に開催予定の大阪万博について、中止もアリ!な3つの理由についてまとめるとともに、延期の可能性について書いてみました。

建設の工期を考えると、2023年9月ごろが開催が可能かどうかの判断をするギリギリの期限と言われています。

世界から注目を集めることになる日本の英断を見守っていきたいですね。

現状のまま突き進むにしても、延期とするにしても、大阪万博は成功!といえることを祈っています。

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