無職転生第4話では、なんとも理解し難いこと、ツッコミどころが次々と起こりました。
- リーリャが妊娠してしまった
- リーリャを助けるためとはいえ、ルディが大嘘ついた
- リーリャが、ルディに心底敬服した
- シルフィの一緒に大学に行くために、パウロに仕事の斡旋を頼んだ
- パウロとゼニスは何年もの別れになるのにあっさりとルディを手放した
リーリャが妊娠してしまった
一瞬で凍りつく家族。
まさか同じ家で何年も暮らすメイドに手を出すとは、パウロは何という人間なのだろうか。
それも、ルディの弟がゼニスのお腹にいるというのに。
ただ、パウロは若い頃はダメ人間だったようですが、今では騎士としてこの辺りを任されている身。そんな愚かなことはしないのでは?という点から考えてみると、その理由がパウロのダメ人間からだけではないのかなという気がします。
それは、
ゼニスに次の子が生まれなかったから、というものです。
後継はルディだけなので、パウロは早く次の子が欲しかったはずです。
その、グレイラット家を守るものという想いが、リーリャに手を出すという暴挙につながったのではないかと・・・
どうでしょうかね?
あくまでもそうも考えられるね、ということです。
とはいえ、やはりダメ人年であることに変わりはないのかな?
リーリャを助けるためとはいえ、ルディが大嘘ついた
怒り狂うゼニス、家を出て行こうとするけどアテのないリーリャ。
ゼニスの子供が産まれるのを手伝ってから、じぶんはこのいえをでるというのです。
とうぜんリーリャにも赤ん坊にも命の保証はありません。
ですからルディが間に入って取り持とうとするのですが・・・
パウロはすでに悪者なので、さらに悪者にしてリーリャを救おうと考えたんですね。
リーリャにしては主人であるパウロから迫られたら断れるはずがないという展開でリーリャを救おうとします。
悪いのはリーリャを襲ったパウロなんだから、そのおかげでリーリャまと赤ん坊が出ていくのはおかしいのではと。
ゼニスはだんだん心が解れ、リーリャに「もう家族なんだから出ていくことは許しません」と言い渡す。
いい展開です。
しかし、ここでルディがゼニスに納得させた言葉がすごいのです、
「お父様は、リーリャに『あのことをばらされたくなかったら大人しく◯を開け』と言ってました」
いくらなんでもめちゃくちゃ。
パウロにしてもリーリャにしてもそれが嘘であることはすぐにバレるはずです。
ところがルディが堂々と嘘をついたのにはすごい計算がありました、
パウロが何か言おうとしても、ゼニスから「あなたは黙ってらっしゃい!」と怒鳴られて真相を話すことができません。
リーリャは、ゼニス辛い「本当なの?」と言われて「いいえそんなことはありませんでした」と答えるのですが、「そうね、あなたには本当のことは言えないわよね」と納得しますが。
つまり、この場では「やはりパウロが悪かった」ということで進んでいき、リーラゃは許されざるを得ない。
そういう展開なんですね。
さすが40歳近い前世の記憶を持った男ルーデウス。
老獪です。
リーリャが、ルディに心底敬服した
リーリャは、ルディから助けられた後、冷静にルディの能力について分析。
そしてその能力を認めた上で、これまでルディを気持ち悪い子と見下していたのに助けてくれたルディに心底敬服。
お腹の子にもルディに支えさせようと決意。
ルディは、リーリャを助けただけでなく、未来の忠誠心ある家臣(?)を2人も作ってしまったことになります。
ここでつっこみたいのは、「ルディはまだ7歳の子供だよ!」ということ。
リーラゃからすれば子どもすぎます。単に血筋で敬服していた戦国時代ならまだしも、これまで見下していた子どもです。
それを一瞬で敬服。リーリャの冷静な分析に、年齢な関係なかったのでしょうか。
シルフィと一緒に大学に行くために、パウロに仕事の斡旋を頼んだ
ルディは、伸び悩んでいたところ、師匠ロキシーからの手紙で魔法大学のことを思い出します。
ただ、シルフィの魔力を認め始めていたルーデウスは、シルフィにも大学での教育を受けさせてあげたいと考え、父に学費を2人分出してくれるようお願いします。
しかし、あっさりとパウロから断られたので、それなら自分がシルフィの学費を貯めるので仕事を斡旋してくれ、と頼むのです。
前世で引きこもっていた上、長いこと家から出ることができなかったルディにしては思い切った提案です、
おまけにまだ7歳。
たくましすぎるにもほどがありますね。
パウロとゼニスは何年もの別れになるのにあっさりとルディを手放した
ルディの提案をあっさりと受け入れたパウロとゼニスは、一体どうなってるんだ?という気がします。
まだまだ手元に置いて家での教育をしないといけない7歳という年齢。
それをさっさと家から出してしまうのです、
戦国時代なら、小さい頃からよその家の釜の飯を食わせるなどということはよく行われていたのですが、この世界にもそんな風習があるのでしょうか。
迎えにきたギレーヌは、獣人。
初めて獣人を見たルーデウスは、「獣人きたー」と興奮するのですが、この獣人、パウロとの旧知の中のようです。おまけにゼニスにも「お前の子か?パウロにになくてよかったな」と軽口を叩きます。
「昔お母さんも冒険者だったのよ」と小さかったルディに話していたことから、きっと、獣人ギレーヌとパウロ、ゼニスは同じパーティだったのでしょう。
とすると、パウロは戦国時代のように他家に奉公に出して鍛えるという意味があったのでしょうね。
いずれにしてもそれが何年にもわたる別れになるとは、みんなおもいもしなかったはずです。
無職転生記事 目次
第4話 自分から誘って妊娠したのにルディに助けられるリーリャ