※2018-12-1追記しました。
この画像をご覧になったことはありますか?
インド東部のアンダマン・ニコバル諸島にある北センチネル島民が、上空から撮影するヘリコプターへ向けて弓を放っている写真です。
島民は文明に接触したことがなく、他からの進入をよせつけません。
近年、インターネットにより未開の島として知られるようになりました。
米国籍男性が行方不明
11月21日、現地紙が伝えたところによると、27歳の米国籍男性が殺害された模様です。
16日に島に近づきカヌーで上陸した後、消息が途絶えていたとのことで、殺害されたことを裏付けるなんらかの情報があったと思われます。
男性はキリスト教の布教者らしく、過去5回アンダマン・ニコバル者等を訪れていたそうで、キリスト教を北センチネル島民に布教したいと望んでいたとのこと。
具体的な男性の情報についてはまだ、明らかになっていません。
センチネル島民とはどんな人たち?
センチネル島はここにあります。
拡大すると
これでは、過去に文明に接触したことがないということもよくわかりますね。
非常に警戒心が強い人たちで、写真のように、上空から接触しようとするヘリコプターにも、弓で応じます。
いわゆる「ガチ」でこちらを殺しにきます。
人口についてもはっきりせず、39人(なぜ端数が?)とか四百人とか言われているそうです。
襲われたのは米国人宣教師 ジョン・アレン・チャウ氏であることが判明
男性は,宣教師で,名前はジョン・アレン・チャウ。
冒険家自称の26歳。ワシントン州在住とのことです。
彼は,不況のためにセンチネル島に来ました。
まず11月15日に一度上陸を試みました。
清書を高く掲げたら,島から矢が飛んできて,清書を貫通したそうです。
チャウ氏は慌てて退却。
日誌には以上のことが記されていました。
しかし,チャウ氏はそんなに恐ろしい思いをしたにもかかわらず,その夜にまた,侵入を試みます。
前回は,島の近くで漁師に待機してもらっていましたが,今回は島まで送ってもらった漁師を待たせず,友人に手紙を届けるよう指示したととのことです。
チャウ氏は覚悟を決めていたのでしょうか。
11月17日に,様子を見に言った両氏は,会場から浜辺で何者かの遺体を引きずり,埋葬するのを見たといっています。それがチャウ氏の遺体だと思ったとのことですが,おそらくその通りでしょう。
センチネル族大異変の可能性
チャウ氏は,おそらく殉教するつもりだったのでしょうが,そのことがきっかけで,自分を手伝った両氏など7名がインド政府により「過失殺人」により告発されるなど,思いもしなかったでしょう。
さらに,チャウ氏の遺体回収が強行された場合に起こりかねない,センチネル族の破滅的結果に関しても。
更新履歴
公開日時: 2018年11月22日
追記:2018年12月1日