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SLIMが月面着陸した場所は?ピンポイント着陸も成功!なぜ逆立ちに?

-2科学

JAXAが昨年9月に打ち上げたH-IIAロケットに搭載されていたSLIMが無事月面着陸。

世界で5番目の着陸達成国となりました。今回の重要なミッションはピンポイント着陸。誤差55メートルというとても高い精度で成功させたのですが、それがどれだけ大変なことなのかが今回よくわかりました。

この記事では、SLIMの着陸地点、ピンポイント着陸のすごさ、そして逆立ちになったわけなどを調べてまとめてみました。

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SLIMの着陸地点はどこ?

「神酒の海」の西側、東経25.2度、南緯13.3度に位置する「シオリ(Shioli)」クレーターの近くで、SLIMは月面赤道の南側にある目標地点からわずか約55メートルの範囲内に軟着陸を果たしました。

 

これは、slimの着陸地点周辺の様子です。こうしてみるとなだらかに見えますが、実際はごつごつしているようですね。

 中央の白い小さなクレーターがSHIOLIクレーターだということですので、かなりの傾斜ですね。

 

ピンポイント着陸とは

SLIMの重要ミッションは、目標地点からたった100メートル以内に着陸することでした。

100メートルとはかなりの誤差のようですが、月面着陸はとても難しいので、100メートルというのはすごい精度なんですね。

 

2023年9月7日、日本の宇宙機関JAXAは、H-IIAロケット47号機を使って、X線望遠鏡「XRISM」と一緒に、「SLIM」を宇宙へ送りました。

12月25日にはSLIMが月の周りを回る軌道に無事到達しました。そして見事に月面着陸を果たしたわけです。

この成功で、日本はソ連(今のロシア)、アメリカ、中国、インドに続いて、月面に探査機を着陸させた世界で5番目の国になりました。

このミッションの一番大きな目標は、非常に正確な着陸をすることでした。具体的には、目標地点からたった100メートル以内に着陸することです。

SLIMは、月面のクレーターなどの写真を撮影して、それをもとに自動で着陸する場所を調整する「画像照合航法」という技術を使いました。おかげで、SLIMは目標地点からわずか55メートルのところに着陸でき、大成功を収めました。

また、SLIMが着陸した場所の写真を撮るために、月面に展開された別のロボット探査機「LEV-2」も使われました。LEV-2はその写真を地球に送ることも成功しました。JAXAは、この着陸技術が将来、月の北極や南極の探査に役立ち、そこにある水や酸素、燃料などの資源を使うことにつながるかもしれないと期待しています。

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Slimはなぜ逆立ちになった?

以下の写真は、Slimが着陸する前に切り離した探査ロボットSORA-Qからの映像です。

見事に差風間になっていますね。これを見たときはびっくりしました。いったいどうしてこのような形で着陸したのでしょうか。

SLIM(スリム)月面への非常に正確な着陸を目指していました。

それは大成功だったのですが、着陸の時にちょっとしたトラブルがありました。

SLIMにはメインエンジンが2基ついているのですが、そのうちの1基が故障してしまい、さらには噴射口が脱落するという事態になったんです。

その結果、SLIMは不安定な姿勢になり、逆立ちをしているような形になってしまったのですね。

これは宇宙ミッションにおいて時々起こる問題で、どんなに計画を練っても予期せぬトラブルは避けられないものなんです。しかし、SLIMがピンポイント着陸を達成したこと自体は、宇宙探査の分野における大きな一歩と言えると思います。

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まとめ SLIMが月面着陸した場所は?ピンポイント着陸も成功!なぜ逆立ちに?

以上、SLIMの着陸地点、ピンポイント着陸、そして逆立ちになった理由について調べてみました。

日本が世界で5番目の月着陸国になったということはとても誇らしいと同時に、ピンポイント着陸を成功させたことがこんなに大変で、すごいことだということがわかりました。

これからも応援していきたいですね。

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