無職転生 第22話 あらすじ 三人はフィットア領に戻ってきた

12月8日、第22話のあらすじが到着しました。
<第22話 「現実(ユメ)」> ついにフィットア領へと戻ってきたルーデウスたち。 しかし、故郷のブエナ村は荒地になり、ボレアス家のあったロアの街も転移事件に巻き込まれた人たちが集まる難民キャンプとなっていた。 執事のアルフォンス、そしてギレーヌと再会し、フィットア領やボレアス家の現状を知ったエリスは、ひとり考えた末にルーデウスのもとを訪れる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d1bc63026a6ff1dae52201f1e5eb06ab9741580
21話で一度死んだルーデウス。フィットア寮にたどり着くのはまだまだ先かと思っていましたが、まさかこの回で着くとは驚きです。
やはり、途中で伝え聞いた話、フィットア領には何も無くなってしまったという話は本当だったのですね。
でも、ギレーヌに会う事ができてよかったです。
22話ネタバレ感想
まずは、驚くべきことがたくさん起こりました、
- ルイジェルドとの別れ
- ギレーヌと再開してほっとしたのも束の間、ボレアス家最高のためにエリスを妾にするという話
- そして、家族になりたいとルーデウスに打ち明けるエリスの「ルーデウスの子猫がほしいニャン」
- そして一晩でその喜びが断ち切られ、1人になってしまうルーデウス。
幸せで不安なオープニング

オープニングは,丸い格子の窓のある大広間。そこにはルーデウスの父母,リーリヤ,そして妹たち。
シルフィ,ギレーヌ,ロキシーたち。そしてエリスの父,母,祖父のサウロスたちが皆そろってパーティーをしている幸せな場面。
シルフィとロキシー,エリスの3人がルーデウスの方を向いて手招きをしています。
この3人は,これからのルーデウスの人生に大きく関わってくるのでしょう。

そんな幸せ感あふれるパーティー会場だけに,こぼれている真っ赤なワインが不吉です。そう。ルーデウスの血を連想させるのです。
そして、ルーデウスが目をやった先の窓には、大きな二つの目がのぞいていました。

場面は転換し,そこには前世の自分。覚醒してしまった自分に驚き,大急ぎで窓を開けて外を見ると,そこにはみんなが立っている・・・

まってくれ!と叫ぶ前世の男の胸を後ろから手刀が貫きます。
オルステッドが不気味な笑いを浮かべている。
そこでルーデウスは目を覚ましました。
横でエリスが寝息を立てています。

ルイジェルドは焚き火の日を絶やさないよう,おきて見守っていました。
ヒトガミとは何のことだ・・?
目を覚ましたルーデウスに,ルイジェルドは,ヒトガミについて訪ねます。
ルーデウスは,そのこと自体には答えず,スペルド族の汚名は呪いであること、ラプラスが自分にかかっていた呪いを槍に移してなすりつけたものであることを話します。

なかなかこのような動揺したルイジェルドとの顔は見られないです。
さらに、ルーデウスはヒトガミはスペルド族ののろいが消えかかっていると言ったことをつげました。
そして髪の毛を切ったことでそれが消えかかっていること。
ルイジェルドはかなりの驚きを見せますが,火に映える顔と目がゆらぎ,涙が潤んでいるようにも見えました。

その後,ルイジェルドは,ルーデウスに背中を向け,肩を震わせます。
ルイジェルドにとって,呪いが消えかかっているということはそれほど嬉しいことだったのだと思いました。
麦畑の中を進むオープニング
オープニングでは,場上でルディがオルステッドの魔法を打ち消す技を練習をしている場面。
なぜかを尋ねるエリスに、オルステッドに出会った時、逃げ切れるくらいにはなっておきたいからだと答えます。
そのルーデウスの背中に顔を埋めるエリス。
今後の話の展開の予兆がここから現れていたのかと胸が熱くなります。

馬は麦畑の中を通っていきます。

麦作地帯に入ったのですね。青々と茂っているということは,まだ熟していない。この麦の量はかなりのものですが,刈り取られるときは来るのでしょうか。
そんな気持ちで眺めるオープニング。
一行はついにフィットア領に入ったのでした。
ルイジェルドとのまさかの別れ
最初にもどってきたのはブエナ村。
ルーデウスの生まれた家でした。

家はほぼ全壊。土台しか残されていませんでした。
入り口だった場所から中に入ってみると,母ゼニスの幻影が見えます。母だけはまだ見つかっていないのです。
となりの部屋は,食堂。
ロキシーが来た時の歓迎会が催されたところ。そしてリーリャがパウロの子どもを身ごもって家族会議がおこなわれたところ。
そこには三叉の燭台が置かれていました。
その燭台だけがテーブルの上に放り出されていたのが印象的でした。

シルフィといつもいた大きな木は,完全にくちて白くなっていました。

その根本で,ルイジェルドは,別れが来たことを二人に告げます。
いかに自分がルーデウスのために救われたのか。それをルーデウスにひとつひとつ伝えていました。
そして,二人に「最後に子供扱いをしていいか」と問い,二人の頭をなでました。
エリスは,目をしっかりと開いたまま,ボロボロと涙を流していました。
ルイジェルドの手がエリスの頭を離れていくとき,エリスの手がルイジェルドの去っていく手を一瞬追っていたのが,心に残りました。

ルイジェルドへの思いが現れていました。
去っていくルイジェルドの背中に、たくさんの思い出を重ねながら、2人は「また会おう」と言ったルイジェルドの言葉を心の中で繰り返すのでして。
ギレーヌとの再会と,まさかの妾提案
ブエナ村を発った2人は、エリスの城に。
城は廃墟と化していて、城下町には無数のテントが立ち並んでいました。
ここで、転移者たちの身元捜索や情報交換がなされているようです。
転移後3年。ようやく戻ってきた2人にとって、状況は過酷なものでした。
そこで、テントの中にとうとうギレーヌを見つけることができたのでした。
再開を喜び合う2人でしたが、エリスを待っていたのは覚悟していたとはいえ、父と母の死。2人は転移先の紛争地帯で亡くなったことをギレーヌが確認したそうです。
エリスは平成を装って話を聞いていましたが、しっかりとルーデウスの手を握っていました。

さらにエリスには過酷な話が舞い込みます。
ボレアス家再興を願う家臣のアルフォンスが、生き残ったグレイラット家から妾としてはいるよう提案されていることを聞かされるのです。
ギレーヌは、こんな状況で疎なような話をするアルフォンスに怒るあまりに書類を跳ね飛ばすのですが、エリスに一喝され、皆は鎮まります。
そして、皆を外に出して、1人テントの中で嗚咽するのでした。
「ルーデウスの子猫がほしいニャン」
そんなエリスは、それからいろいろと考えたのでしょう。
寝ようとしているルーデウスの元を訪れます。

「私1人になっちゃった」
そしてルーデウスにいうのです。
「私の家族になりなさい。一緒に寝ようっていうことよ」
エリスはルーデウスと家族になりたかったのです。
40を超えた方のルーデウスは、この状況を喜べません。弱みにつけ込むような行為になると考えて、僕が15歳になるまでという約束だったから、とその場を収めようとするのですが・・・
「あなたの子猫が欲しいにゃん」
この一言でルーデウスは爆発。
その後はイメージ画像で2人が結ばれる様を^_^せてくれるのでした。
一人になって号泣するルーデウス
朝になり、すっかり自信をつけたルーデウス。自分がようやくリア充の仲間入りを果たしたことに有頂天になりますが・・・
その後急降下で奈落に突き落とされます。
エリスは「あなたとの釣り合いが取れないから」とちう置き手紙を残して失踪。
足元にはバッサリと切られたエリスの髪が残されていました。

ギレーヌも一緒にいなくなっていました。
ルーデウスは、自分が情けなくもふられてしまったと思い、号泣しながら街を歩くのでした。
22話の考察
今回は,考察しどころがたくさんありましたね。
なぜ?というシーンが。
(こんばんは追記します。)
オープニングの麦畑
ようやく赤龍山脈を向けて降りてきたのは一面の麦畑。
人の手が加わっているのかそれとも放置されて自生しているのか。

ところが、その麦畑が唐突に終わります。
そして、その先には寂寞とした何も残らせていないような土地が広がっていました。

それが自分たちが目指しているフィットア領。
もう俺は必要ないな
シルフィと遊んだ大きな木。
その下で、ルイジェルドは、「もう俺は必要ないな」とつぶやきます。
それを聞いたエリスは、慌ててなんとか言ってよと言った目つきでルディを見ます。

しかしルディは半ばそれが当然のような顔をして、ルイジェルドの言葉を受け入れているようです。
ルイジェルドは、ルーデウスが自分を救ってくれたのだと言います。
戦争から400年一歩も前に進めなかった自分を勧めてくれてくれたのはルーデウスだと言って礼を言うのです。

なぜ、唐突にルイジェルドは、別れを切り出したのでしょうか。
まだ、エリスをボレアスの城まで届けることが残っているのではなかったでしょうか。
ルイジェルドは、エリスではなく、ルーデウスを家に送り届けることが任務だと考えていたと言うことでしょうか。
「あなたの子猫がほしいニャン」
ルーデウスに迫ってきたエリスの格好はもう大人の女性そのもの。
その体つきと「あなたの子猫が欲しいにゃん」という言葉のミスマッチに感動さえ覚えます。
お話の最初で2人で並んで寝ているシーンがありました。

この時のエリスはまだ子供そのもの。
ルーデウスとも姉弟のように見えるほど幼い寝顔だったのですが・・・
ルディの元を訪れたエリスはもう大人そのもの

エリスは、ルイジェルドとのとの別れや、自分が置かれた状況の把握などによるのでしょうか。
完全に大人に変身したと言ってもいいでしょう。
エリスはなぜ去ったのか
エリスは,「今の私とルーデウスでは釣り合いが取れません」という置き手紙を残して去りました。
これはどういう意味でしょうか。
自分がルーデウスと比べてまだ力が足りないからという意味でしょうか。
それともルーデウスはまだ自分ほどではないという意味でしょうか。
昨夜のことを考えると,まだおとなになりきれていない身体のルーデウスをみてしまったエリスが,そう考えるのも無理はないとも言えます。
そして,ルーデウスは自分が捨てられたと思いこんでしまいました。
しかし,髪の毛がのこされていたのです。
これは自分だと思ってほしいという願いだと言えます。
エリスは,自分がまだルーデウスほどではないと考え,彼の元を去ったのでした。
昨日,ようやくルーデウスと家族になれたはずではなかったでしょうか。
それなのに,なぜ釣り合いがとれないなどと考えたのでしょうか。
昨夜,ルーデウスの元を訪れる前,すでにエリスはルーデウスの元から離れることを決意していたと考えるのが適切ではないでしょうか。
昨夜,エリスはルーデウスにわかれをいいにきたのではないかと考えます。
以上,疑問ポイントについていくつか考えてみましたが,さらに追記シてくことになると思います。