※ネタバレあり(小説家になろう版の原作 第百八十七話「オルステッドの真実と王都の十日間」まで。アニメではまだ描かれていない再戦と和解まで書いています)
『無職転生』1期の第21話で、龍神オルステッドはルディ(ルーデウス)の心臓を貫きました。
なのに、ルディは生きていました。
「オルステッドはなぜルディを助けたの?」と、引っかかった人も多いですよね。
答えから言うと、オルステッドを止めたのは、一緒にいたナナホシの一言です。
「こいつ、生かしておいた方がいいんじゃないかしら?」。
ナナホシがそう言ったのは、オルステッドがルディのことを知らなかったからでした。
この記事では、なろう版の原作の文を一つずつ確かめて、21話のなぞと、その後の再戦と和解までをまとめました。
この記事のポイントは以下の4点です。
- オルステッドが襲ったのは、ルディが「ヒトガミを知っている」と答えたから
- 助けたのはナナホシの一言。治したのはオルステッド
- ナナホシが止めたのは、オルステッドがルディを知らなかったから
- 再戦のあと、ルディはオルステッドの部下になる
無職転生オルステッドはなぜルーデウスを助けた?21話の理由
- 無職転生21話は原作の何話?ターニングポイント2
- 無職転生オルステッドはなぜルーデウスを襲った?ヒトガミの名前
- 無職転生オルステッドはなぜルーデウスを殺さなかった?ナナホシの一言
- 無職転生ナナホシはなぜ生かした?オルステッドが知らない人
- 無職転生オルステッドの呪いとは?エリスとルイジェルドがこわがった理由
無職転生21話は原作の何話?ターニングポイント2

アニメ1期の第21話の題は「ターニングポイント2」です(TVアニメ公式サイト 第21話)。
原作では、第五十九話「ターニングポイント2」と、そのあとの第六十話「胸にぽっかり開いた穴」の話です。
場所は「赤竜の下顎」という、一本道の深い谷でした(原作 第五十九話)。
ここを抜ければアスラ王国、という旅の終わりぎわに、オルステッドとナナホシが向こうから歩いてきます。
21話で起きたことを、順にならべました。
- 銀髪で三白眼の男と、白い仮面の少女が歩いてくる
- ルイジェルドとエリスが、顔色を変えてふるえ出す
- 男はルイジェルドとエリスの名前を当てるが、ルディのことは知らない
- 立ち去ろうとした男を、ルディが「待って下さい!」と呼び止める
- 男がオルステッドと名乗り、「ヒトガミ」という言葉を出す
- ルディが「あります」と答えたとたん、オルステッドが襲いかかる
- ルイジェルド、エリス、ルディの3人ともが倒される
- ルディが目を覚ますと、胸の傷がふさがっていた
(原作 第五十九話「ターニングポイント2」、第六十話「胸にぽっかり開いた穴」をもとに作成)
無職転生オルステッドはなぜルーデウスを襲った?ヒトガミの名前
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オルステッドが襲ったのは、ルディが「ヒトガミを知っている」と答えたからです。
はじめ、オルステッドはふつうに立ち去ろうとしていました。
「奇妙なところで会ったが……元気そうだな。ならいい」と言って、下がったんです。
ところが、ルディが呼び止めてしまいます。
オルステッドは、ルディの親がパウロだと聞いて首をかしげました。
「パウロに息子はいないはずだ。娘が二人きりのはず」。
さらに、ルディが自分から目をそらさないのを見て、「お前と出会った記憶が無い」と言います。
そして、こう聞きました。
「お前、もしかして、人神(ヒトガミ)という単語に聞き覚えがあるんじゃないのか?」。
ルディは、話が通じる言葉が出てきたと思い、軽い気持ちで「あります、夢にヒトガミってのが出てき……」と答えます。
その瞬間に、指をそろえた突きが飛んできました。
オルステッドの言葉は「そうか、人神の手先だったか」(原作 第五十九話)。
オルステッドは、ヒトガミの手先を見つけたら殺す、と決めている人なんです。
ルディを倒したあとも、「死んで人神に伝えるがいい。龍神オルステッドは、決してお前を生かしてはおかん、とな」と言っています。
ルディにしてみれば、ヒトガミの夢を見ていただけで、手先になったつもりはありません。
本人も、ぬれぎぬだと思っています。
無職転生オルステッドはなぜルーデウスを殺さなかった?ナナホシの一言
ルディが助かったのは、ナナホシがオルステッドを止めたからです。
オルステッドは、ルディの心臓を貫いたあと、ナナホシを連れて立ち去ろうとしました。
ルディの意識が消える寸前、ナナホシの声が聞こえます。
「ねえオルステッド、一つ気になったのだけど……。こいつ、生かしておいた方がいいんじゃないかしら?」(原作 第五十九話)。
目を覚ましたルディに、エリスはこう話しました。
「さっき、あの女が、何か言ったら、あの、オルステッドとかいうのが、治療魔術でルーデウスを治療して……」(原作 第六十話)。
無職転生21話見てみた👁
今のところいちばん面白い回だ!オルステッドとヒトガミの関係が気になるし、ルディがラプラス並みの魔力なのも気になるし、ナナホシが治癒魔法をかけた意図も気になる…
冒険🚶♀️って感じが続くより、こういう話の方がワクワクするんだよなあ
一気に続きが気になってきた🥺— 🍑まゆもも🍑 (@vb3nk) 2026年10月16日
この投稿のように、ナナホシが治したと受け取った人もいます。
でも原作では、ナナホシは止めただけで、治したのはオルステッドです。
ここは分けて覚えておくと、あとの話がすっきりします。
ちなみに、ルイジェルドも殺されていません。
オルステッドは手かげんして、3発でルイジェルドを気絶させていました。
無職転生ナナホシはなぜ生かした?オルステッドが知らない人

21話では、ナナホシが何に気づいたのかは明かされません。
答えが出るのは、数年たって、ルディが魔法大学でナナホシと再会する場面です。
ナナホシはルディに、日本語で書いた2人の名前の紙を見せ、「あなたはどっち?」と聞きました。
事故のときにいっしょにいた、日本の高校生2人の名前です。
ルディがどちらでもないと答えると、ナナホシは日本語で、こう話しています。
「やっぱり生かしてもらっておいて正解だったわ。オルステッドが知らないって言った時点で、なんとなくそんな気がしたのよね……」(原作 第七十八話「白い仮面 前編」)。
アニメでは2期の第9話「白い仮面」の場面です(TVアニメ公式サイト 2期第9話)。
ナナホシは、日本からこの世界に来てしまった人です。
元の世界に帰る方法をさがしていました。
そこへ、なんでも知っているはずのオルステッドが知らない少年があらわれた。
ナナホシは、自分と同じ世界から来た人かもしれない、と感じたわけです。
21話の場面で出てきた「おかしなところ」を、表にしました。
| 21話のおかしなところ | あとでわかったこと |
|---|---|
| オルステッドが「パウロに息子はいないはず」と言う | オルステッドの知る歴史では、ルディは死産だった(とオルステッドは見ている) |
| 「お前と出会った記憶が無い」 | オルステッドは同じ時代を何度もやり直していて、ルディに会ったことがなかった |
| ルディだけがこわがらない | ルディが転生した体だからだろう、とオルステッドは言う |
| ナナホシが「生かしておいた方がいい」 | オルステッドが知らないと言ったので、自分と同じ世界の人だと感じた |
(原作 第五十九話、第七十八話、第百六十六話「呼び出し」、第百六十七話「説明」、第百八十七話をもとに作成)
無職転生オルステッドの呪いとは?エリスとルイジェルドがこわがった理由

ルイジェルドとエリスがふるえたのは、オルステッドの呪いのせいです。
オルステッドは、生まれつき、この世界のあらゆる生き物にきらわれるか、こわがられる呪いを持っています。
ルディは、オルステッドを見ても「目つきの悪い奴だな」と思っただけでした。
ヒトガミは、ルディが異世界から来たからだろう、と話しています(原作 第六十話)。
ヒトガミがルディに話した呪いと、のちにオルステッド本人が説明したことを、くらべました。
| 呪い | ヒトガミの話 | オルステッド本人の話 |
|---|---|---|
| 1つ目 | あらゆる生き物にきらわれるか、こわがられる | そのとおり。ナナホシのような例外もいる |
| 2つ目 | ヒトガミから見えなくなる | 呪いではない。初代龍神がヒトガミと戦うために作った秘術 |
| 3つ目 | 本気を出せない | 呪いというより、2つ目の秘術の副作用。魔力の回復がとても遅い(約1000倍)ので、本気で戦えることはめったにない |
| 4つ目 | わからない | (第百六十六話でもわからないまま) |
(原作 第六十話、第百六十六話「呼び出し」をもとに作成)
オルステッドは、ルディが自分をこわがらないのは、転生した体だからだろう、と言っています。
オルステッドをこわがらないのは、何人かの例外と、古代龍族の血を引く人だけだそうです(原作 第百六十六話)。
無職転生オルステッドとルーデウスの関係は?再戦と和解は何話
- 無職転生オルステッドとルーデウスの再戦は何話?原作とアニメ
- 無職転生ルーデウスはなぜオルステッドと再戦した?家族を守るため
- 無職転生オルステッドとルーデウスの和解の決め手は?「俺に付け」
- 無職転生オルステッドはなぜルーデウスを知らなかった?200年のやり直し
- 無職転生オルステッドとルーデウスの話を見返す順番
無職転生オルステッドとルーデウスの再戦は何話?原作とアニメ

ルディとオルステッドの再戦は、原作の第百六十二話「泥沼対龍神」と第百六十三話「狂剣王対龍神」です。
アニメでは、まだ描かれていません。
TVアニメの公式サイトのあらすじは、3期の第14話「覚悟」までです(2026年10月27日に確かめました)。
3期の第2クールは、2027年に放送されることが決まっています(TVアニメ公式サイト)。
2人の関係が変わっていく場面を、原作とアニメでならべました。
| できごと | 原作(なろう版) | アニメ |
|---|---|---|
| 赤竜の下顎で初めて会い、ルディが倒される | 第五十九話「ターニングポイント2」 | 1期 第21話 |
| 魔法大学でナナホシと再会する | 第七十八話「白い仮面 前編」 | 2期 第9話 |
| 未来の自分があらわれ、日記を残す | 第百五十三話「ターニングポイント4」、第百五十四話「終わりと始まり」 | 3期 第11話・第12話 |
| ナナホシに、オルステッドを倒す手伝いを頼む | 第百五十八話「ナナホシの仮説」 | まだ |
| オルステッドと再戦し、部下になる | 第百六十二話「泥沼対龍神」、第百六十三話「狂剣王対龍神」 | まだ |
| オルステッドが、200年のやり直しを打ち明ける | 第百八十七話「オルステッドの真実と王都の十日間」 | まだ |
(原作の目次、TVアニメ公式サイト ストーリー、1期第21話、2期第9話、3期第11話、3期第12話をもとに作成)
「オルステッド 再戦 何話」と調べた人は、原作の第百六十二話と第百六十三話、と覚えておけば大丈夫です。
無職転生ルーデウスはなぜオルステッドと再戦した?家族を守るため

ルディがオルステッドに挑んだのは、ヒトガミに「オルステッドを殺せ」と言われたからです。
ヒトガミの話は、こうでした。
ルディの子孫がオルステッドと手を組んで、未来でヒトガミを殺してしまう。
だから、オルステッドを殺せ。
ルディは、ヒトガミのことを信じてはいません。
それでも、ヒトガミには手が届かず、家族をねらわれたら守れない、と考えました。
オルステッドなら、この世界にいて、戦うことはできます。
ルディはナナホシに、オルステッドを倒す手伝いを頼みます。
はじめ、ナナホシは止めました。
「だから、オルステッドに相談して、何か手を考えてもらいましょう」。
「でも! それでも、オルステッドは、ヒトガミよりも信じられるわ」。
ナナホシは、この世界でオルステッドに何度も助けられてきた人です。
それでもルディは、土下座をして頼みました。
「お願いします。力を貸してください」。
ナナホシは「わかったから……協力するから、そんな真似、しないで……」と引き受けます(原作 第百五十八話「ナナホシの仮説」)。
無職転生オルステッドとルーデウスの和解の決め手は?「俺に付け」

再戦でも、ルディはオルステッドに負けました。
剣をふりかぶられたルディは、ヒトガミに言われたことをそのまま話し、「俺は殺してもいいです。俺の子供を、未来を、奪わないでください」と、足にすがります(原作 第百六十二話「泥沼対龍神」)。
そこへ、エリスが助けに来ます。
エリス、シルフィ、ロキシー、ギレーヌが、ルディを守ろうと身構えました。
そのとき、オルステッドが大声で言います(原作 第百六十三話「狂剣王対龍神」)。
- ヒトガミに付くかぎり、お前を追いつめて殺す
- だが、お前には使い道がある。闘神をまねた鎧、ラプラスと同じ力を持つ魔力、そして俺の呪いが効かない体質だ
- 「ヒトガミを裏切って俺に付け!」
- そうすれば、不意打ちのことは水に流し、腕のけがも治す
- 俺の守りがあれば、ヒトガミもかんたんには手を出せない
ルディは、オルステッドに聞きました。
「その方法は、絶対に、絶対に、大丈夫なんですか?」。
オルステッドの答えは「……絶対ではない」。
大丈夫だとも、安心しろとも言いませんでした。
ルディは、そのうえで「……俺は、龍神(あなた)の下に付きます。助けてください」と答えました。
その日、ルディは龍神の部下になりました。
21話で「人神の手先」と言われた少年が、ヒトガミと戦う側に回ったわけです。
21話でルディだけがこわがらなかったことが、ここでオルステッドがルディを手もとに置く理由の1つになっています。
無職転生オルステッドはなぜルーデウスを知らなかった?200年のやり直し

21話の「お前と出会った記憶が無い」には、ちゃんとわけがありました。
オルステッドは、同じ200年を何度もやり直している人です。
部下になったあと、オルステッドはルディに、こう打ち明けました(原作 第百八十七話「オルステッドの真実と王都の十日間」)。
| くらべること | 中身 |
|---|---|
| はじまり | 甲龍暦330年の冬、中央大陸北部の名も無き森 |
| 長さ | そこから200年 |
| ヒトガミを殺せなかったら | 200年がすぎると、はじまりに戻される。途中で死んでも戻される |
| やり直した回数 | 「100から先は数えていない」 |
| ヒトガミは知っている? | ヒトガミは記憶を持ち越さないので、やり直しを知らない |
(原作 第百八十七話をもとに作成)
それだけやり直していても、オルステッドの記憶に、ルーデウス・グレイラットという人はいませんでした。
オルステッドは、ルディの体は「元々、死産だったのだろう。そこにお前が滑り込んだのだ」と話しています(原作 第百六十七話「説明」)。
だから、21話で「パウロに息子はいないはず。娘が二人きりのはず」と言ったわけです。
いつもの歴史にいない人だからこそ、ナナホシは「生かしておいた方がいい」と感じたんでしょうね。
無職転生オルステッドとルーデウスの話を見返す順番
無職転生。次のシーズンはオルステッドとの対決とか「待たせたわねルーデウス」とか「社長」とか濃度高すぎる気がするが俺は正気を保てるだろうか。
— 春山之 (@Haruyaman3) 2026年10月5日
オルステッドとルディの話を見返すなら、次の順番がわかりやすいですよ。
- アニメ1期 第21話「ターニングポイント2」:初めて会い、倒される(原作 第五十九話)
- アニメ2期 第9話「白い仮面」:ナナホシと再会し、「生かしてもらっておいて正解だった」(原作 第七十八話)
- アニメ3期 第11話・第12話:未来の自分があらわれる(原作 第百五十三話・第百五十四話)
- 原作 第百五十八話「ナナホシの仮説」:ナナホシに手伝いを頼む
- 原作 第百六十二話・第百六十三話:再戦し、部下になる
- 原作 第百八十七話:200年のやり直しを打ち明ける
アニメの続きは、2027年の3期第2クールで描かれる見込みです。
21話の「人神の手先だったか」が、ここまでつながると思って見返すと、オルステッドの言葉の重みが変わります。
ほかの「なぜ?」は、「アイシャはなぜルーデウスを兄だと気づいたのか」と「ロキシーはなぜ念話できない?」、「無職転生ギースはいいやつ?」にも書いています。
まとめ
「無職転生オルステッドはなぜルーデウスを助けた?21話の理由」では、次のことを見てきました。
- 無職転生21話は原作の何話?ターニングポイント2
- 無職転生オルステッドはなぜルーデウスを襲った?ヒトガミの名前
- 無職転生オルステッドはなぜルーデウスを殺さなかった?ナナホシの一言
- 無職転生ナナホシはなぜ生かした?オルステッドが知らない人
- 無職転生オルステッドの呪いとは?エリスとルイジェルドがこわがった理由
21話は、原作の第五十九話と第六十話の話です。
オルステッドが襲ったのは、ルディが「ヒトガミを知っている」と答えたからでした。
ルディが助かったのはナナホシの一言で、治したのはオルステッドです。
ナナホシがそう言ったのは、オルステッドがルディを知らなかったからでした。
ルイジェルドとエリスがこわがったのは、あらゆる生き物にこわがられる呪いのせいです。
「無職転生オルステッドとルーデウスの関係は?再戦と和解は何話」では、次のことを見てきました。
- 無職転生オルステッドとルーデウスの再戦は何話?原作とアニメ
- 無職転生ルーデウスはなぜオルステッドと再戦した?家族を守るため
- 無職転生オルステッドとルーデウスの和解の決め手は?「俺に付け」
- 無職転生オルステッドはなぜルーデウスを知らなかった?200年のやり直し
- 無職転生オルステッドとルーデウスの話を見返す順番
再戦は原作の第百六十二話と第百六十三話で、アニメではまだ描かれていません。
ルディが挑んだのは、ヒトガミに「オルステッドを殺せ」と言われ、家族を守ろうとしたからでした。
負けたルディに、オルステッドは「俺に付け」と言い、ルディは部下になりました。
オルステッドがルディを知らなかったのは、同じ200年を何度もやり直してきた歴史に、ルディがいなかったからです。
見返すなら、アニメ1期の第21話と2期の第9話から始めるのがおすすめですよ。


