- エアコンをつけっぱなしにしておいても壊れることはありません。しかし,機械の寿命には影響があるので,メンテナンスが必要です。
- 電気代はさほどかかりませんし,火事の心配も基本的にはありません。
- 身体の健康については,乾燥肌や喉のダメージ,自律神経失調症などきをつけなければならないことがあります。
この記事では,以上のことについて詳しく説明します。
エアコンはこわれない。寿命への影響は?
エアコンをつけっぱなしにしておくと,なんだか壊れそうでこわいですよね。
こんな暑い中,もし壊れでもしたら死活問題。
かと言って,時々とめるのも熱中症の危険があり死活問題。
しかし,安心してください。
エアコンは,1日中つけっぱなしで壊れるということはありません。
でも,連続何週間もというような使い方は,家電としての想定外の使い方となります。
よく,ブログの記事や知恵袋で,「何週間」単位の使い方をしていたり,またそんな使い方を心配していたりしますが,それは要注意。
エアコンには,想定された使い方があります。
エアコンの想定使用時間は?
長期間使う電化製品には使用条件というものがあり,それを表示しなければならないようになっています。
エアコンの場合は,その中でも標準使用期間をチェックしましょう。
エアコンの下に表示してあるはずです。
10年となっているものが多いです。
我が家のエアコンの標準使用期間は10年間
日本冷凍空調工業会の「長期使用商品安全表示制度について」では,次のように使用条件が説明されています。
- 環境条件としては,室内27度
- 冷房は,6月2日から,9月21までの112日間
- 1日の想定使用時間は,9時間(暖房は7時間)
6月2日から,9月21日まで冷房を使用するとして,1日9時間!
これが想定使用時間で,これにそって作られているというわけですね。
つまり,使用条件の想定使用時間9時間を守れば10年持つようにつくられているということ。
そうはいっても現代は,10月半ばころまで暑いことがあります。なかなか表示された想定通りにはいきません。
しかしこれはあくまでも基準であり,そうしなければ必ずこわれるというものではありません。
わたしの書斎のエアコンは2011年に買い,17時の帰宅から朝の7時までほぼつけっぱなしで使っています。約14時間ということになります。
タイマーを使って午前2時から5時までの3時間はオフにしているので,正味11時間ということですね。
土日はほぼ1日中つけっぱなしています。
しかし,もうそろそろ10年になるが,故障したことは一度もありません。
つまり,想定時間を超えてはいるが,決して常識的な使用からはずれた使い方をしているわけではないということです。
そんな常識的な使用をはずれるような使い方をしなければこわれることはない,といっていいのです。。
日中はつけたままにしておき,寝静まった夜中の数時間は消すというような使い方が常識的でしょう。
それで壊れることはありません
また,つけっぱなしにしていた方が、エアコンの負荷は少ないといえます。後で詳しく述べます。
エアコンの故障を防ぎ寿命を伸ばすためのメンテナス
エアコン自体の負荷
エアコンスイッチを入れてから稼働し始めが一番電力を消耗します。
このため,こまめにエアコンをオフにするとエアコンにかかる負荷が大きくなります。
フィルターの詰まり
エアコンをつけっぱなしだけで壊れることはありませんが,フィルターが詰まったまま連続運転が続くと,発熱したりしてエアコンが故障する原因となります。
したがって,寿命を長く保つためにはフィルターのメンテナンスが必要です。
室外機に負荷をかけない
室外機の上に何かおいていたり,吹出口に障害物があったりすると,発熱したりして故障の原因となります。
したがって,室外機の回りには何も置かないというのが負荷をかけない使い方となります。
配管の詰まり
配管が詰まることで,凝縮した水を外へ流すことができなくなり逆流することがあります。
これはエアコン自体に負荷をかけることになります。
エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代はどうなるのか?おとくな使い方は?
こまめなオンオフはしない
電気製品,とくにエアコンは,つけるときに負荷がかかるため電気代がかかります。
設定温度に達するまでが負荷がかかるため電力を消費するのです。
しかし,設定温度に達した後はそれを維持するだけでいいので,エアコンはつけっぱなしでも,さほどつけたりけしたりすることよりはコストがかからないといえます。
だから,頻繁につけたり消したりはしないほうがいいのです。
しかし,部屋にいないときにつけておくのは電気代がもったいないですよね。
どのくらいの時間だったら消したほうがいいのかというと,1~2時間を。目安に考えましょう
1~2時間部屋にいないのなら,消したほうがいい。
それ以下だったら,つけたままのほうが電気代はかからない。
室温を維持するための電力が,設定温度に達するまでの稼働による電力を上回るなら,エアコンを切るということになります。それが1~2時間以上不在の場合という目安となるわけですね。
エアコンは自動運転にする方が電力を抑えられる
エアコンを弱のまま稼働しておくと電力を使わないように思えます。
しかし,設定温度に到達するまでに時間がかかり,だらだらと電力を消費します。
強だと,早く設定温度に到達するが,そのままにしておくと電力は消費し続けます。
その調整をうまくやってくれる自動運転です。
自動運転が一番電力のコストがいいのです。
その他のお得な使い方
扇風機やサーキュレーターで,室内の空気を循環させることで,適度な温度を効率的に保つことができます。
部屋を温め過ぎたり冷え過ぎたりした時オスイッチのンオフで調節するのは電気代やエアコンへの負荷についてコストがかかります。設定温度の上げ下げで調節するようにしましょう。
断熱シートやカーテンなども外気が中に入ってこなようにするためのお得な工夫だと言えます。
つけっぱなしは暖房と冷房とで違いがあります。
電気代は,冬のほうがかかるのです。
設定温度になるまでの時間が冬のほうが長いつまり,夏よりも温度が低い状態から設定温度まで上げる必要があるからです。
また,冬の場合は室外機の霜取り機能などにも電力が使われます。
そのことを知っているだけでも,お得な使い方の工夫に繋がります。
もし,電気代が心配なら,基本料金が0円で使っただけ支払える親指電気を見てみるといいでしょう。エアコンのつけっぱなしが身体に与える影響は?
エアコンの中にいると,表面は涼しいと感じるくらいですが,身体の内部の温度がは思っている以上に下がっています。。
このことで,夏風邪などが起こりやすくなるわけです。
冬の場合は,乾燥の心配があります。
暖房の場合は,つけっぱなしにより空気を乾燥させるのです。
乾燥は,インフルエンザとウィルスの活発な活動の原因となる。
また,乾燥により喉や肌を痛めることになる。
暖房をつけっぱなしにする場合は,乾燥対策が必要になるわけですね。
乾燥対策
いくつか,冬場での乾燥対策を上げておきます。
- 布を濡らしたものをけておく
- 水拭き掃除で水分を与えておく
- コップに水を入れて机上においておく
- 加湿器を使う
- 保湿クリームを使う
我が家では,加湿器のない部屋ではコップに水を入れておくということをよくしています。
自律神経失調症の予防と対策
エアコンを稼働させていると,室内外でかなりの温度差が出ます。
この温度差を何度も繰り返すことで,身体の調節機能が奪われてしまいます。
できるだけ温度差を作らないことが必要となってきます。
すなわち冷やしすぎない,温めすぎないということですね。
エアコンをつけっぱなしにすると火事の危険はないのか?
正常につかっている上で,火事はおこりません。
ただし,コンセントのほこりから発火したり,漏電から発火したりすることはあります。
しかし,これは何にでも起こることです。
メンテナンスは他の家電と同様にしておれば問題はありません。
エアコンのつけっぱなしにより,ほこりや漏電といった機会が増えることも言えますが,メンテナンスをすれば防げることであり,つけっぱなしだから火事になるということではありません。
また,つけっぱなしのまま長時間外出するというのは,ホコリや漏電からの火災に気づきにくいという点から止めるべきでしょう。
まとめ
以上
エアコンをつけっぱなしにしていても
想定外の使い方をしなければ,壊れることはない
電気代も,想定内の使い方では,むしろこまめに消すよりつけっぱなしの方がやすくつくことがある。
火事も起こることはない。
しかし,健康面については,対策を講じなければならないということについてお話しました。