※2018-12-14 追記しました
ボヘミアン・ラプソディを見に行きました。
いよいよ,クイーンの伝記的映画,ボヘミアン・ラプソディの封切りです。
クイーンが結成してから栄光に駆け上がるまでの軌跡を,フレディを主役にえがいたこの映画。
俳優たちのコピー度や役作りで前から話題になっていました。
この記事では,主演のラミ・マレックや,これまでの出演映画,ボヘミアン・ラプソディの見どころなどについて調査しました。
Queenのブライアン・メイが21年ぶりにソロ新曲を発表した理由
ラミ・マレックのプロフィール
生まれ:1981年5月12日 ロサンゼルス
エジプト系アメリカ人
双子の兄弟がおり,兄はサミ・マレック。教師をしている
ボヘミアン・ラプソディのフレディ役をかけての役作りのすごさ
フレディ役のオーディションを受けるときのラミ・マレックはこのように言っています。
「責任重大だけどどうしても演じたい役だったから、フレディを継ぐつもりでオーディションに挑んだんだ。あのフレディ・マーキュリーをただ真似て、似せるだけ、ということはしたくなかった。彼が何を思い、どうしてその行動をしたのか、理解するんだ」
演技に当たっては,振付師ではなく,モーショントレーナーが協力をしています。
実際のフレディの目の動き,振り返るときの体のねじり方,マイクをどうひねるか,など,ここまでやるのというくらいの細部までのこだわりようです。
そのかいあって,「彼こそ,フレディ・マーキュリーだ」と関係者にいわれるほどになりました。
マレックは,クイーンに関する書籍をすべて取り寄せ,目を通したといわれています。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーに会って役作り
また,ロジャーテイラー(ドラム)や,ブライアンメイ(ギター)とも直接会って,フレディのことを聞き,役作りに役立てました。
右が,あのロジャー・テイラー。信じられますか?
当時 Smile として活動していたブライアン・メイとロジャー・テイラーに,フレディが初めて出合うシーンがあります。
ボーカルがいなくなってどうしようかと途方に暮れている二人の前に現れたフレディは,ロジャーから「その歯じゃうたえないだろう」と言われます。
そのロジャーの前で「doing alright 」を歌い上げるフレディに,二人は顔を見合わせて歓喜の表情。
こんな出会いだったのか・・・。
こういうシーンは,二人の協力なしでは撮れなかったでしょう。
また,フレディが勝手にソロで契約したとき,フレディが3人に言ってはいけないことを言い放ち,クイーンが崩壊するシーンがあります。
ここなども,実に臨場感があります。
見ていて,心が痛むシーンです。
このシーンは当初カットされるはずだったそうですが,ブライアン・メイたちが強硬に反対し,入れることになったそうです。
決してフレディを美化するわけではない,人間フレディを描くためには必要なシーンでした。
歯並びを変えてくれ!
また,フレディの似顔絵では必ず表現された歯並び。前4本の「出っ歯」。
これを再現しようとラミは,歯医者に行って歯並びを変えてくれとまでいったそうです。
さすがにそれは断られ,義歯をつけて演技をしたというエピソードには,その真摯なプロの俳優ぶりに驚きました。
この義歯で,映画では最後まで発音しづらさそうですが,フレディもそのように感じていたことでしょうか。
ボヘミアン・ラプソディの見どころ
ジョン・ディーコンそのまま!
ロジャー・テイラーのイケメンもそのまま!
ブライアン・メイの超絶ギターテクもそのまま!
ここでは,ジョン・ディーコンについて述べてみます。
ジョン・ディーコンの憑依度!
特に僕が好きなのは,ベースのジョン・ディーコン。
「 You’re My Best Friend 」などクイーンの名曲をたくさん生み出したクイーンのベーシスト ジョン・ディーコン。
彼は,今にのこるYoutubeなどの動画の中では,決して目立つ位置にはいませんが,その穏やかな性格はクイーンというグループの潤滑油てきな需要な存在でした。
一度はフレディのわがままで崩壊したクイーンが,その謝罪によって再生する時にも,このジョンの笑顔とやさしさが大きな力として描かれます。
そのジョン・ディーコンを演じたのが,ジョー・マッゼロ。
彼は,ジュラシック・パーク1の時の子ども役をした俳優さんです。
ブライアン・メイとフレディ,ロジャーがいら立って一触即発の時,「Another One Bites the Dust」の有名なベース・リフを聞かせて黙らせるシーンは,ジョン・ディーコンの存在感を示す実に素晴らしいシーンです。
ちなみに先ほど述べた You are my best friendでは,ベースではなく電子ピアノを弾いていて,あのこれまた有名な電子ピアノのイントロは,ジョンであったか,と瞠目しました。
ライブ・エイドの圧巻のフレディ・コピー度
映画には何度もライブのシーンが出てきます。
これらを見ているうちに,私たちは,ライブを見ているのか,映画を見ているのかわからなくなるんです。
ジョン・ディーコン役のジョー・マッゼロも
ブライアン・メイ役のグウィリム・リーも
ロジャー・テイラー役のベン・ ハーディも
実際に,楽器を弾いて演奏しています。
何度も練習したうえで,本当のクイーンになって演奏するときの気持ちは素晴らしいものだったでしょう。
それが私達にも伝わってくるんですね。
そして,最後のライブ・エイドの20分に及ぶライブは,完全にフレディでした。
事前にライブ・エイドの動画を見てから映画を見に行ったのですが,フレディの動き,位置,歌い方など,まさにフレディが憑依したかのような完璧なコピー度でした。
ベイリッシュ候!こんなところでクイーンのマネージャーを!
クイーン初期からマネージャーをしていたジョン・リード。
なんと,彼は,その昔,ゲーム・オブ・スローンズの世界で,ベイリッシュ候だったのです。
アリア・スタークに処刑されて消えたのかと思ったら,こんなところで,クイーンのマネージャーをしていました。
エイダン・ギレンは,私の大好きな俳優さんです。
ラミ・マレックの他の映画への出演
ナイトミュージアムでは,こわいこわいエジプトのミイラがよみがえった,イケメン王アクメンラーを演じました。
あ!そうか!あの人か!と思いましたね。
MrROBOTにも出演しています。
まとめ
ライブなのか,映画なのかわからなくなるボヘミアン・ラプソディ。
興行収入について,なんと封切り後の1週間から5週間目まで,前の週の興行収入を更新し続けたという,とんでもない大ヒットになりました。
アナ雪も「君の名は。」もなしえなかった快挙だそうです。
世代を超えて,ブームになり,大勢の人があらためてクイーンファンになるきっかけをつくったボヘミアン・ラプソディ。
まだまだ,見に行きたいですね。
更新履歴
2018-11-9 公開
2018-12-14 追記