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グッチの黒人差別的と言われているセーターとは?ゴリウォーグって何。

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昨年の暮れに、ドルチェ・アンド・ガッバーナがピザを食べる中国人の動画を広告に使って炎上し、たった数時間で中国全土から同社の品物がなくなる、という衝撃的なことがありました。

 

また、先日は、放送禁止用語の「クロンボ」という言葉で謝罪した新内眞衣のこともありました。

「クロンボ」発言で 新内眞衣謝罪。放送禁止用語だと知らない人も

今回、GUCCIの製品に人種差別的なものがあったということで取り沙汰されています。

GUCCI(グッチ)のどんな製品が黒人差別的?

今回、黒人差別的であるとして指摘を受け、直ちに販売を中止したセーターはこういうものです。

GUCCIの人種差別的と言われたセーター

最初にこのニュースを聞いたときは、「反応しすぎでは?」とも思いましたが、実際にこの画像を見てみると、ちょっと異様な感じがします。

ファッションのデザインというよりは、100円ショップで売っているパーティーのための衣装であるかのようなノリを感じました。

 

これがデザイナーによる表現であり、人種差別的であるというのは、反応しすぎであるという意見も実際にあるようですが、デザインという枠の中で考えるにはあまりにも異様な感じがします。

赤でなく,青や黄色の殻張りがあればデザインを主張できたと思いますが,それはないようなので,ねらっているのではないかと取りざたされてもしかたないかなと思います。

 

プラダのアクセサリーが販売中止に追い込まれた感も記憶に新しいところですね。

プラダの黒人差別とされたアクセサリー

今回、GUCCIは指摘を受けて速やかに販売を中止していますが、どうやらこのセーターがプラダの二の舞になることは認識していたのではないでしょうか?

GUCCIの、セーターが似ているとされる「ゴリウォーグ」って何?

今回販売中止に追い込まれたセーターは、ゴリウォーグに似ているとされました。

 

ゴリウォーグっていったいどんなものでしょうか?

ゴリウォーグ人形

上のような人形をゴリウォーグと言うのだそうです。

この人形自体が差別的であるとされているんですね。

 

ウィキペディアによれば、このゴリウォーグは、19世紀にイギリスの児童文学者である、フランシス・ケイト・アプトンが考案した架空のキャラクターだそうです。

絵本の挿絵として描かれていたものが1960年代に玩具としても売り出されるようになったんですね。

日本ではあまりなじみはありませんが、ヨーロッパやオーストラリアでの知名度は高いようです。

 

残念なことに、これが人種差別的な風刺画にも使われるようになったことから黒人差別であると言う議論になった経緯があるそうです。

文化保全の立場と、人種差別の立場から今でもその議論は続いているそうです。

1980年代に日本でも起こった「チビクロサンボ」の絵本消滅のことが思い出されます。

反応しすぎと言う意見と、やはり良くないと言う意見

ドルガバの動画には悪意を感じました。

プラダのアクセサリーにはさほど感じませんでしたが、見た目は黒人そのものでしたので、まあ、仕方ないかと思います。

 

今回のセーターは、「見ようによっては黒人に見える」という見方と「こんな異様なデザインは黒人への揶揄にしか見えない」という見方とがあるようですね。

たしかにあまり反応しすぎるのはいけません。

デザイナーを萎縮させてしまいます。

 

しかし、ニューヨーク在住のジャーナリスト、安部かすみさんによると、「人種の特徴をイメージさせるような商品を見て気分を害する人も少なくないので良くない」と言っています。

人種の特徴といえば、あのセーターの赤い部分が青だったら黄色だったり、カラーバリエーションがあればまた違った展開になっていたかもしれませんね。

 

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