2021年10月20日午前11時43分に阿蘇山が噴火。
警戒レベル3と発表されました。
阿蘇山とは、過去に「破局噴火をもたらしたスーパーボルケーノ」であったため、心配だという人も多いでしょう。
警戒レベル3とはどういったものなのでしょうか。そしてすぐに非難する必要があるのでしょうか。
噴火レベル3とは
国土交通省気象庁の噴火レベルの解説によれば、レベル3は、「警報」です。
「噴火警報(火口周辺)」または「火口周辺傾向」という名称がついています。
生命が危ない対象範囲は、河口から居住地近く。
ですから、入山規制がおこなわれます。
避難準備をするレベルではありません。
今後の噴火の仕方の情報の推移に注意しながら、通常の生活をしても問題がないレベルです。
レベル2とのちがいは、生命に危険がある範囲が、居住地近くまで広がっていること。火口周辺のみならレベル2となります。
今回は、ちょっと気をつけておかねばならないレベルというわけですね。
噴火レベル4とは
逆にレベル4になったらどうなるのでしょうか。
それは、生命が危険な範囲が居住地にまで広がる噴火が予想される時です。ここになると「警報」が「特別警報」となり、名前も「噴火警報(居住地域)」に変わります。
そして、レベル4になると避難準備が必要になります。
そして、噴火すると居住地に重大な被害が及ぶ噴火が切迫しているか、起こった場合。これはレベル5となり、避難が必要となります。
今回の阿蘇山の噴火は警戒レベル3ですので、落ち着いて今後の情報に注意しながら、レベル4への備えをしつつ、通常の生活をしましょう。