要約:「クイーン+アダム・ランバート」が、2023年NHK紅白歌合戦への出場が決定したと報じられました。
大みそかに放送されるNHK紅白歌合戦に、イギリスのロックバンド、「クイーン」と、ボーカリストのアダム・ランバートさんが特別企画で出場することが決まりました。特別企画として出場が決まったのは、「クイーン」のブライアン・メイさん、ロジャー・テイラーさん、それに、ボーカリストのアダム・ランバートさんからなる「クイーン+アダム・ランバート」です。今回の出場にあたって「クイーン」はコメントを寄せ、「大晦日に僕たちの曲を聴いて、楽しい時間を過ごして、友達や愛する人たちとのつながりを感じてほしいと思っています」としています。
紅白歌合戦 クイーンが特別企画で出場へ ことし50周年
オリジナルメンバーのいない現在のクイーンは、アダム・ランバートを加えて活動しています。
今年の紅白は、特にジャニーズメンバーが一人も出演しないという状況の中で、クイーンの出演は大きな注目を集めそうですね。
日本には多くのクイーンファンがおり、彼らの出演はファンにとって非常に喜ばしいニュースです。
さらに、クイーンは2023年2月に日本で初の4大ドームツアーを行うことも発表されており、その前に紅白でのパフォーマンスを楽しみにしているファンも多いようです。
この報道により、紅白の視聴率への影響も注目されています。
この記事のポイント
クイーンがどれだけ凄いバンドなのか
クイーンが紅白歌合戦に出る理由
紅白での演奏曲予想
現在のクイーン
メンバーのエピソード
※執筆中です。紅白までの間に新たな情報を追記し続けて完成させます。
2020年にも紅白に出演
実は、クイーンは一度紅白に出ています。
2020年の紅白歌合戦で、YOSHIKIの演奏のバックコーラス(ロジャー・テイラー)や、ギターソロ(ブライアン・メイ)としてリモートで出演しているんです。
あれから3年。今回はどのような出演になるのでしょうか。
前回、ブライアン・メイとロジャー・テイラーだけがリモートで出たことと違って、今回は「クイーン+アダム・ランバート」として出場することになっているのも注目ですね。
クイーンがいかに凄いバンドなのか~伝説のバンドの足跡
クイーンは1970年にイギリスで結成されたロックバンドで、フレディ・マーキュリー(ボーカル)、ブライアン・メイ(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラムス)、ジョン・ディーコン(ベース)の4人で構成されていました。
ハードロック、プログレッシブロック、オペラ、ディスコ、ファンクなど、多様なジャンルを取り入れたスタイルが特徴でした。
初期のクイーンは、ハードロックに根差したサウンドで知られていました。
1974年の3枚目のアルバム「シアー・ハート・アタック」と1975年の「オペラ座の夜」で大きな成功を収めました。
特に「オペラ座の夜」からのシングル「ボヘミアン・ラプソディ」は、革新的な構成とプロモーションビデオで世界的なヒットとなりました。
はじめてこの曲を聞いた時のなんとも言えない不思議な感覚、自分の持っていた音楽のジャンルの感覚にあてはまらない「これって何という音楽?」という感覚を今でも覚えています。
そしてこの曲は今日でもクイーンの代表曲として広く知られています。
1970年代後半から1980年代にかけて、クイーンはさらに多様な音楽スタイルを探求し、ディスコやファンク、電子音楽の要素を取り入れました。
1980年のアルバム「ザ・ゲーム」からのヒット曲「アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト」は、その代表例です。
クイーンのライブパフォーマンスは艶やかで華やかで、力強くて、特に1985年のライブエイドでの演奏は、音楽史上最も偉大なライブパフォーマンスの一つとされています。
栄華「ボヘミアン・ラプソディ」では、最後20数分間の圧倒的なライブの様子を見事にえがいていました。フレディ・マーキュリーのカリスマ的なステージに驚愕したものでした。
残念ながら、1991年にフレディ・マーキュリーはエイズにより亡くなります。
彼の死は、世界中のファンにとって大きな衝撃と悲しみをもたらしましたが、クイーンの音楽はその後も変わらず愛され続けています。1995年にはフレディの遺作となるアルバム「メイド・イン・ヘブン」がリリースされました。
フレディの死後も、クイーンは活動を続けています。ポール・ロジャースやアダム・ランバートなど、異なるボーカリストを迎えてコンサートやアルバムを発表しています。
クイーンの音楽は、さまざまななジャンルをミックスした独自のスタイル、技術的に洗練された演奏、そしてフレディ・マーキュリーのユニークなボーカルとパフォーマンスによって、音楽界に大きな影響を与えました。
今日でも世界中で聴かれ、多くのアーティストに影響を与え続けています。クイーンは、音楽史において消えることのない輝きを放つ、伝説的なバンドとして記憶されています。
バンドメンバーのそれぞれのユニークな来歴やエピソードも、クイーンの魅力を語るのに一役買っています。
ブライアンメイのギターは、暖炉から作った手作りとか、実は宇宙物理学者でもあるとか。
そのようなエピソードも付け加えていきたいと思います。
クイーンがなぜ日本の紅白に出てくれるのか
11月30日現在、直接的な理由は書かれていませんが、以下のように推測しています。
クイーンの日本への思い
クイーンがメジャーデビューしてから今年で50年になります。そのクイーンが最初に外国で成功を収めたのは日本なんです。
クイーンはそんな日本が大好きで、1975年以来10回も来てくれているんです。
また、1975年のボヘミアン・ラプソディ世代が2000年代に入ってテレビ番組やCM製作責任者などになった頃、多くのクイーンの楽曲がテレビで流れ、そこからクイーンを知った世代が生まれるなど、クイーンのことを大好きな日本人は世代を超えてたくさんいます。
これもクイーンにとっては日本への特別な親密度をます要素でしょう。
そんな中、2020年というコロナ禍の最初の年の紅白にはリモート出演してくれました。しかし、リモートだったということで直接日本に来て演奏してほしいというNHKの思い、視聴者の声、そして本人たちの思いが一致したのではないでしょうか。
NHKの思惑
今年がクイーンデビュー50周年であることと、2020年にリモートで終わらざるを得なかったという状況から、今年の紅白になんとか・・という思いが以前からNHKにはあったのではないかと思いますが、それに拍車をかけたのがジャニーズ問題ではないかと推測します。
ジャニーズの◯加害に関して、NHKは紅白への出場枠からジャニーズタレントをはずしました。
これで視聴者がかなり減ると思ったのか、若者の好きなKPOPのアーティストをいくつも入れてきました。これが裏目に出て結構炎上しています。
NHKには、韓国を押しすぎだとの声が以前からかなりあります。
また、、軍艦島のドキュメントとして事実とは異なった過酷な労働環境で働く人の様子を挟み込んだ映画を作り、強制連行の証拠として韓国側に活用されていることを国会で追求されるといったことが明るみになっています。
さらに、今年の6月頃には、不法滞在をしている外国人に、その方法を教えるかのような番組「優しい猫」を放送して、かなりたたかれています。
このような状況の中、「紅白なんて見ない」と意思表明をする若者たちが増えました。
ジャニーズがいないだけでも視聴率がガタ落ちになる予想に加え、さらに見ない人たちが増えていくことをNHKはおそれ、このこととクイーンの再度出演が結びついての交渉になったというのは大いに考えられますね。
実際には、年単位での交渉になるでしょうから、今年のNHKの不祥事などがそのまま影響したわけではないと思いますが、交渉への追い風になったことは間違いないでしょう。
実際、クイーンの出場が決まってから、「その部分だけは視る!」と宣言している人が見られるようになりました。
中には、紅白の時間全部使え、という人もいました↓
Queenで紅白の枠全部使って良い。俺が許す。
— にょこ (@nyocoP) November 29, 2023
クイーンの演奏中は、いっさい口ずさむ他のアーティストや審査員移すなという意見もあります↓ 大いに納得です。
いいかNHK紅白、QUEENの演奏中は一緒に口ずさむ日本のアーティストや審査員のカットを挟む必要はないんだからな頼んます
— がぶ (@gaburi45cc) November 29, 2023
クイーン紅白で演奏する曲の予想
現在、セトリ(セットリスト)は検討中とのことですが、ちょうど一ヶ月後ということで流石にできているでしょう。
ボヘミアン・ラプソディ
演奏曲目は、間違いなく「ボヘミアン・ラプソディ」でしょう。知らない日本人はイないというほどの名曲ですし、彼らが1975年~76年に日本ツアーを大成功させた要因になった曲でもあります。
50周年ということなら、まちがいなくこれですね。
メドレーの可能性も?
メドレーの可能性も十分あります。特別枠での出場ですから日本のアーティストを交えて、日本人に人気な曲をいくつも歌ってもおかしくありません。
その場合の曲は、これでしょう。CMで流れたり、運動会で今でもやっていたりなどどれも世代を超えた人気を誇る曲です。
- ライアー
- ブライトン・ロック
- キラー・クイーン
- ウィー・ウィル・ロック・ユー
- 伝説のチャンピオン
- アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー
現在のクイーンは?
フレディ・マーキュリー
フレディ・マーキュリーは、90年代初頭にすでになくなっています。だから伝説とも言える存在になっています。
70年代には、角ばったごつい顔のダンディなイメージに似合わない艶やかなステージ衣装のアンバランスに驚きましたが、次第にそれがフレディという人物のアイコンになっていきました。
70年代後半から80年代にかけての少年漫画には、人目でフレディとわかるようなキャラが脇役として配置されているというようなものもありました。
フレディは、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが作って演奏していたバンドのライブが好きでよく見に行っていたそうです。しかし、そのボーカルが脱退したときに、彼ら二人に「僕がやる」と言って彼らの曲「Doing all right」を歌って見せ、それで快諾となったそうです。
その後のフレディは強烈なカリスマ性でバンドをどんどん引っ張っていき、いつの間にかバンドをスターダムにの仕上げていたと言っていいでしょう。
4オクターブの声がでるといわれているフレディの歌声は、ロック、バラードなんでも歌える声でした。彼がなくなった後はとても代わりになる人がいるとは考えられなかったので、当然クイーンはそれで解散だと思っていましたが、その後40年近く経つ今でも存続しているとは夢にも思いませんでした。
フレディが乗り移った人 「ボヘミアン・ラプソディ」の主人公ラミ・マレック
そんなカリスマとも言えるフレディは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の主人公として描かれました。主演のフレディ役は、「ナイトミュージアム」でエジプトのミイラの役をしたラミ・マレック。
彼はフレディのステージ上でのパフォーマンスを1年がかりで身につけました。振付師ではなく,モーショントレーナーが協力をし、実際のフレディの目の動き,振り返るときの体のねじり方,マイクをどうひねるか,など,ここまでやるのというくらいの細部までこだわったそうです。
ブライアン・メイやロジャー・テイラーに実際にあって、フレディの動きを作っていったそうです。
映画最後の「ライブエイド」でのクイーンの出演時間の20数分間をノーカットで演じきるというすごいパフォーマンスを見せています。ちなみに、この時のブライアン・メイ役、ジョン・ディーコン役、ロジャー・テイラー役の俳優さんたちは、みな実際に楽器を取って演奏しているそうです。
「ボヘミアン・ラプソディ」ぜひ見てみてください。
以下はラミ・マレックの言葉です。
「責任重大だけどどうしても演じたい役だったから、フレディを継ぐつもりでオーディションに挑んだんだ。あのフレディ・マーキュリーをただ真似て、似せるだけ、ということはしたくなかった。彼が何を思い、どうしてその行動をしたのか、理解するんだ」
ラミ・マレックの役作り,フレディー・マーキュリー憑依度のすごさ ボヘミアン・ラプソディの見どころ
ブライアン・メイ
ブライアン・メイはクイーンのギタリストです。ハードなロックから、メロウな曲まで幅広い引き方ができる世界的に有名なギタリストです。
彼のギターは自作だという有名な話も、ブライアン・メイがギタリストとしてだけじゃない豊富な才能を持ち合わせていることを感じさせてくれました。
確かに、ブライアン・メイは、世界的に有名なバンド「Queen」のメンバーであると同時に、天体物理学の分野で博士号を取得していて、あのホーキング博士といっしょに仕事をしたこともある天体物理学者でもあるんです。
彼は、若い頃インペリアルカレッジで天体物理学を学んでいました。同時に、ライブハウスでロジャー・テイラーとともに演奏をしていたんです。
フレディ加入後、Queenとしてのスターダムを駆け上がっていくことで、学術界から離れました。
一般の認識なら、ここで天体物理学者としてキャリアは終わり、「昔は私も天体物理学をやっていたんだよ」「ええええ!!!????シンジラレナーイ!」というような会話が音楽誌に掲載されるというような流れじゃないでしょうか。
ところが、ブライアン・メイは、バンドの成功後再び学問に戻るんです。
そして、36年の時を経て、博士号を取得するんですよ。物理学の道をやめたんじゃなくて、中断だったんです。
その間、何をやったかというと、2015年に冥王星に接近通過(フライバイ)した無人探査機「New Horisons」が、2019年1月1日、その16億キロ先にある天体「ウルティマ トゥーレ」にフライバイしたのですが、この研究とプロジェクトをホーキング博士とともに行ったんです。
これはもう「クイーンのギタリスト」という肩書の人ではなく「転宅物理学者」という肩書の人の仕事ですよね。
おまけに、2019年1月1日のNew Horisonsの最接近の瞬間か、21年ぶりの新曲となる「New Hrozons」という曲をNASAのゴダード宇宙センターから演奏したんです。すごくないですか?
彼は、天体物理学の研究に専念するために今度は一時的にQueenの活動を休止しました。そして、天体物理学について世界的な成功を収めたら、その後、学問と音楽の両方の分野で成功を収めています。
そんなブライアン・メイが、また日本にきてくれる。それだけで嬉しいですね。
以下、追記します。
ロジャー・テイラー
クイーンの中でもっともイケメンだと言われているロジャーテイラー。彼はもともと歯科医になるためにメディカルカレッジに進学していました。
でも全然視界になる気はなかったようです。Wikipediaによると、それは「歯はもう見尽くしたから」だそうです。ワタも気持ち悪いとか。